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夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25555
引用表記 滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他 2007 『県営農業農村整備関係(県営田園交流基盤・田園空間整備)遺跡発掘調査報告書:夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡』滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他 2007 『夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡』県営農業農村整備関係(県営田園交流基盤・田園空間整備)遺跡発掘調査報告書
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ファイル
書名 夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡
発行(管理)機関 滋賀県埋蔵文化財センター - 滋賀県
書名かな ゆうひがおかきたいせき・おおしのはらにしいせき
副書名 野洲市大篠
巻次
シリーズ名 県営農業農村整備関係(県営田園交流基盤・田園空間整備)遺跡発掘調査報告書
シリーズ番号
編著者名
編集機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課
財団法人滋賀県文化財保護協会
発行機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課
財団法人滋賀県文化財保護協会
発行年月日 20070300
作成機関ID
郵便番号 520-2122
電話番号 077-548-9780
住所 滋賀県大津市瀬田南大萱町1732-2滋賀県埋蔵文化財センター内
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 夕日ヶ丘北遺跡
遺跡名かな ゆうひがおかきたいせき
本内順位
遺跡所在地 滋賀県野洲市大篠原
所在地ふりがな しがけんやすしおおしのはら
市町村コード 252107
遺跡番号 343-018
北緯(日本測地系)度分秒 350511
東経(日本測地系)度分秒 1360314
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.0896 136.051
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030710-20040304
20040510-20041008
調査面積(㎡)
17213
調査原因 県営農業農村整備(農道建設)
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
土坑・溝
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居
道路遺構
粘土採掘土坑群
主な遺物
土師器
須恵器
木器
石製模造品
特記事項
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物
土坑
地鎮遺構
井戸
主な遺物
土師器
須恵器
緑釉陶器
灰釉陶器
銭貨
玉類等
特記事項
種別
集落
時代
鎌倉
主な遺構
掘立柱建物
土坑
主な遺物
黒色土器
土師器
白磁
銭貨等
特記事項
種別
田畑
時代
室町
戦国
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
上水道遺構
野井戸
主な遺物
陶磁器
木器
特記事項
遺跡名 大篠原西遺跡
遺跡名かな おおしのはらにしいせき
本内順位
遺跡所在地 滋賀県野洲市大篠原
所在地ふりがな しがけんやすしおおしのはら
市町村コード 252107
遺跡番号 343-004
北緯(日本測地系)度分秒 350510
東経(日本測地系)度分秒 1360313
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.0893 136.0507
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030710-20040304
20040510-20041008
調査面積(㎡)
17213
調査原因 県営農業農村整備(農道建設)
遺跡概要
種別
田畑
時代
鎌倉
主な遺構
土坑
井戸
主な遺物
黒色土器
土師器
特記事項
種別
田畑
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
水田
主な遺物
陶磁器
特記事項
要約 [夕日ヶ丘北遺跡 要約]
夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡は、滋賀県野洲市北部に位置する夕日ヶ丘丘陵周辺に展開した遺跡である。 今回の発掘調査では、6〜7世紀頃の須恵器生産に伴う粘土採掘土坑群、6世紀末〜7世紀頃の道路遺構、8〜10世紀頃の掘立柱建物群とそれに伴う区画溝など、11世紀末〜13世紀頃の耕地に伴う諸遺構(溝など)・掘立柱建物など、中世後期以降の野井戸遺構、近代の上水道遺構などを検出した。 須恵器生産に伴う粘土採掘土坑群は、近接する鏡山窯跡群に伴うものであり、当該期の須恵器生産の様相を呈している。また、古代の掘立柱建物群は、条里地割と異なる特殊地割によって配置されるもので、時期ごとに中心を移動させながら、夕日ヶ丘丘陵北麓で展開している。中世前期の耕地関連遺構は、大半が条里地割に従ったもので、当該期に条里地割の面的拡大がはかられたことを示す史料である。野井戸遺構は、検出された一帯が野井戸に灌漑を依存する用水不足地域であり、文献資料などの検討により、そうした灌漑形態が中世後期まで遡上する可能性が見出された。近代の上水道遺構は隣接する旧篠原村役場へ引水するためのもので、近代に新設された公共施設に伴うインフラ整備の一端を知る資料である。 以上、今回の発掘調査によって、夕日ヶ丘丘陵周辺を含めた大篠原地区における開発家庭の具体的様相を知る重要な手がかりが得られた。 
[大篠原西遺跡 要約]
夕日ヶ丘北遺跡・大篠原西遺跡は、滋賀県野洲市北部に位置する夕日ヶ丘丘陵周辺に展開した遺跡である。 今回の発掘調査では、6〜7世紀頃の須恵器生産に伴う粘土採掘土坑群、6世紀末〜7世紀頃の道路遺構、8〜10世紀頃の掘立柱建物群とそれに伴う区画溝など、11世紀末〜13世紀頃の耕地に伴う諸遺構(溝など)・掘立柱建物など、中世後期以降の野井戸遺構、近代の上水道遺構などを検出した。 須恵器生産に伴う粘土採掘土坑群は、近接する鏡山窯跡群に伴うものであり、当該期の須恵器生産の様相を呈している。また、古代の掘立柱建物群は、条里地割と異なる特殊地割によって配置されるもので、時期ごとに中心を移動させながら、夕日ヶ丘丘陵北麓で展開している。中世前期の耕地関連遺構は、大半が条里地割に従ったもので、当該期に条里地割の面的拡大がはかられたことを示す史料である。野井戸遺構は、検出された一帯が野井戸に灌漑を依存する用水不足地域であり、文献資料などの検討により、そうした灌漑形態が中世後期まで遡上する可能性が見出された。近代の上水道遺構は隣接する旧篠原村役場へ引水するためのもので、近代に新設された公共施設に伴うインフラ整備の一端を知る資料である。 以上、今回の発掘調査によって、夕日ヶ丘丘陵周辺を含めた大篠原地区における開発家庭の具体的様相を知る重要な手がかりが得られた。 

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