梶子遺跡14次

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/44037
引用表記 浜松市教育委員会 2013 『梶子遺跡14次』浜松市教育委員会
浜松市教育委員会 2013 『梶子遺跡14次』
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ファイル
書名 梶子遺跡14次
発行(管理)機関 浜松市 - 静岡県
書名かな かじこいせき
副書名
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
浜松市教育委員会
発行機関
浜松市教育委員会
発行年月日 20130329
作成機関ID
郵便番号 430-0929
電話番号 053-457-2466
住所 静岡県浜松市中区中央1-2-1イーステージ浜松オフィス棟浜松市市民部文化財課
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 梶子遺跡 第14次
遺跡名かな かじこいせき
本内順位 1
遺跡所在地 静岡県浜松市中区南伊場町
所在地ふりがな しずおかけんはままつしなかくみなみいばちょう
市町村コード 22131
遺跡番号 1-04-11
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344147
東経(世界測地系)度分秒 1374239
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.696388 137.710833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110609-20120330
調査面積(㎡)
1871
調査原因 工場建替工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
遺跡概要
種別
集落
田畑
時代
弥生
古墳
奈良
平安
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
土坑
井戸
遺物集積
主な遺物
弥生土器
古式土師器
土師器
須恵器
灰釉陶器
土師質土器
中世陶器
輸入陶磁器
墨書土器
木製品
砥石
特記事項 弥生後期前半の遺構・遺物を確認。古墳前期の遺物集積、奈良の「武田成継」墨書土器が出土
要約  梶子遺跡は、伊場遺跡群を構成する遺跡のひとつであり、遺跡群のほぼ中央に位置する。今回の発掘調査では、遺跡内の微高地・低地などの4箇所(A~D区)で調査を行った。A・D区では、微高地で掘立柱建物・土坑・小穴群を検出した。微高地南縁の溝、低地の土坑群と合わせて、弥生時代後期前半の集落の一部と考えられる。A・D区の微高地・微高地縁辺部では古墳時代前期の土器が一部に集中して出土したほか、古代の井戸が2基検出されるなど、該期の集落が存在した可能性が考えられる。低地では古代の水田耕作に伴うと考えられる溝が検出され、居住域と水田耕作域が隣接していたことが窺える。特筆する遺物として、微高地縁辺部から「竹田成継」の墨書土器が出土した。「竹田郷」の存在を示す資料として注目できる。微高地北側のC区は弥生から古代の水田耕作域に当たるものと考えられる。遺跡北端の砂堤列上に位置するB区では、中近世の遺構・遺物を中心に検出した。遺構は井戸・土坑・溝などで、隣接する中村遺跡と同様の調査成果が得られた。

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