奈良文化財研究所 ホーム
キーワードから探す
一覧から探す
その他
おすすめ
PDFがある書誌登録数
41249 件
( 発行機関数 755 機関 )
現在の書誌登録数
132431 件
( 前年度比 + 1746 件 )
( 発行機関数 1917 機関 )
現在の遺跡抄録件数
147561 件
( 前年度比 + 2121 件 )
現在の文化財論文件数
120576 件
( 前年度比 + 1581 件 )
現在の文化財動画件数
1299 件
( 前年度比 + 115 件 )
( 登録機関数 117 機関 )
文化財イベント件数
1250 件
( 前年度比 + 200 件 )
※過去開催分含む
発行機関一覧 (都道府県別) > 長野県 > 松本市 > 長野県松本市 エリ穴遺跡

長野県松本市 エリ穴遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72266
DOI 二次元コード
二次元コードダウンロード
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.72266
引用表記 松本市教育委員会 2018 『松本市文化財調査報告228:長野県松本市 エリ穴遺跡』松本市教育委員会
松本市教育委員会 2018 『長野県松本市 エリ穴遺跡』松本市文化財調査報告228
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=竜一|last=三村|first2=長秀|last2=百瀬|first3=健司|last3=原田|title=長野県松本市 エリ穴遺跡|origdate=2018-03-31|date=2018-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/72266|location=長野県松本市丸の内3-7|ncid=BB28052737|doi=10.24484/sitereports.72266|series=松本市文化財調査報告|volume=228}} 閉じる
ファイル
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
書名 長野県松本市 エリ穴遺跡
発行(管理)機関 松本市 - 長野県
書名かな ながのけんまつもとし えりあないせき
副書名 発掘調査報告書
巻次 遺物編1・第3分冊
シリーズ名 松本市文化財調査報告
シリーズ番号 228
編著者名
編集機関
松本市教育委員会
発行機関
松本市教育委員会
発行年月日 20180331
作成機関ID 20202
郵便番号 3908620
電話番号 0263343000
住所 長野県松本市丸の内3-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 エリ穴遺跡
遺跡名かな えりあないせき
本内順位
遺跡所在地 長野県松本市大字内田301番地ほか
所在地ふりがな ながのけんまつもとしおおあざうちだ
市町村コード 20202
遺跡番号 463
北緯(日本測地系)度分秒 360950
東経(日本測地系)度分秒 1375900
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.167 137.9802
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19950421-19951031
調査面積(㎡)
5538
調査原因 内田地区団体営土地改良総合整備事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
【縄文時代】
住居31
竪穴2
炉5
埋甕11
配石22
溝2
土坑716
ピット206
遺物集中地点2
廃棄場3
【古代~近世】
竪穴住居1
礎石建物1
竪穴2
溝6
土坑28
ピット99
主な遺物
【縄文時代】
土器(中期中葉~晩期後葉の深鉢、浅鉢、注口土器など)
異形土器(釣手土器40、多孔底土器7、異形台付土器9、香炉形土器62、人面付香炉形土器4、小部屋付楕円浅鉢6など)
石器(石鏃5520、石錐、磨製石斧、打製石斧、磨石類)
土製品(土製耳飾2643、土偶454、土版13、中空動物形土製品14、手燭形土製品15、有孔球状土製品など)
石製品(石棒、石剣、石刀など)
【弥生~古墳時代】
土器(遠賀川式壺など)
【古代~近世】
土器(土師器、灰釉陶器、内耳土器、近世陶器など)
金属器(刀子、銭貨など)
特記事項 ・縄文時代中期では、2号住居から中期中葉Ⅲ期の一括資料を得た。また、土坑115から土偶装飾付土器が出土した。
・縄文時代後期では、土坑406から加曽利B1式の、17号・36号住居から上ノ段式の、一括資料を得た。
・縄文時代晩期では、22号・26号住居、土坑200、廃棄場MとWから、晩期中葉の良好な資料を得た。また、土坑469からは遠賀川式壺と氷式甕が共伴した。
・土製耳飾は後期末葉~晩期前葉に形成された廃棄場Eに集中する傾向があった。
・晩期前葉~中葉の土器の編年試案、後期~晩期の無文粗製土器の編年試案を提示した。
・土製耳飾、土偶については、系統区分と変遷試案に基づいた資料報告を行った。
要約  扇状地微高地上に立地する、縄文時代中期中葉~後葉の集落、及び、後期前葉~晩期後葉の集落遺跡である。特に、甲信地域では類例の少ない後期後葉~晩期中葉の中核集落で、その構造は居住域と祭祀域が分離せずに一体化するのが特徴である。同時期に営まれる住居は数基に留まり、屋外埋甕や配石も小規模で、大規模施設はない。遺物は廃屋にも廃棄されるが、居住域から分離した微高地縁辺の低地にかかる斜面に主要な廃棄場が形成され、時期ごとに廃棄地点が少しずつ移動する。土製耳飾、土偶、各種土製品、各種異形土器の質・量は尋常ではなく、他地域起源の器種も少なくない。広域的な祭祀の場であった可能性が考えられるが、祭祀遺物の充実に対して、遺構は貧弱で、そのアンバランスをどう理解するかが今後の課題であろう。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 1291
ファイルダウンロード数 : 718

全国のイベント

外部出力