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下茂内遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/7770
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.7770
引用表記 長野県埋蔵文化財センター 1992 『長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書11:下茂内遺跡』日本道路公団東京第二建設局
長野県埋蔵文化財センター 1992 『下茂内遺跡』長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書11
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書名 下茂内遺跡
発行(管理)機関 (一財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター - 長野県
書名かな しももうちいせき
副書名 上信越自動車道埋蔵文化財発掘調査報告書1 ー佐久市内その1-
巻次 本文編
シリーズ名 長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 11
編著者名
編集機関
長野県埋蔵文化財センター
発行機関
日本道路公団東京第二建設局
発行年月日 19920331
作成機関ID
郵便番号
電話番号
住所
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下茂内遺跡
遺跡名かな しももうちいせき
本内順位
遺跡所在地 長野県佐久市大字香坂字下茂内34-1
所在地ふりがな ながのけんさくしおおあざこうさかあざしももうち
市町村コード 20217
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361602
東経(世界測地系)度分秒 1383430
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.267222 138.575
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19880411-19890126
19890418-19890522
調査面積(㎡)
27000
1200
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
時代
旧石器
主な遺構
ブロック(第1文化層24・第2文化層33)
炭化物集中区(第2文化層3)
主な遺物
槍先形尖頭器
掻器
削器
彫器
礫器
磨石
石核剥片・破片
特記事項 旧石器時代末から縄文時代草創期の槍先形尖頭器製作跡について、出土石器群の編年的位置は未決定で課題として残したが、製作工程の復元を達成した。さらに、第1・2文化層の槍先形尖頭器製作技術の相違点を指摘できた。また、遺物分布と旧自然流路のかかわり、固体別資料・接合資料の分布状況は製作跡のあり方を示す一例として今後の研究の指針に加えられる。
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
縄文
主な遺構
土坑120
落とし穴46
焼土址2
集石炉3
配石遺構1
石棺墓1
主な遺物
土器(早期前葉・後葉~末葉、前期前葉~中葉・後葉、中期初頭・後葉、後期初頭~後葉、晩期末葉)
石鏃
石錐
ピエス
エスキーユ
石匙
スクレイパー
黒色緻密な安山岩製石器
打製石斧
磨製石斧
特殊磨石
磨石
凹石
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
土器(中期後半)
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居址1
主な遺物
土器(前期後半)
特記事項
種別
散布地
時代
平安
主な遺構
竪穴住居址5
掘立柱建物址5
土坑45
焼土址1
溝址17
畝状遺構5
主な遺物
土師器(杯・甕・武蔵型甕)
須恵器(杯・長頸瓶・四耳壺)
黒色土器(杯・椀・鉢)
墨書土器
刀子
特記事項
要約 旧石器時代末から縄文時代草創期の槍先形尖頭器製作跡が各方面から注目され、報告においても焦点を当てたが、そもそも平安時代まで絶え間なく人々の痕跡がみられる複合遺跡であり、各時代を通じて遺跡の役割を垣間見せる所見を得た。これらの所見は佐久地方東北部の地域史を考えるために重要であり、「上信越自動車道埋蔵文化財発掘調査報告書2」での成果、佐久市教育委員会の発掘調査での所見および浅間火山の影響や峠と道(石器石材としての原石)とのかかわりを視点にすることで、今後、通史的に見た地域史の復元に寄与できる。

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