天王前山古墳群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/33121
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引用表記 福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2015 『福井県埋蔵文化財調査報告158:天王前山古墳群』福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2015 『天王前山古墳群』福井県埋蔵文化財調査報告158
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書名 天王前山古墳群
発行(管理)機関 福井県埋蔵文化財調査センター - 福井県
書名かな てんのうまえやまこふんぐん
副書名 (県単)道路改良工事(地方特定)に伴う調査
巻次
シリーズ名 福井県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 158
編著者名
編集機関
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行機関
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行年月日 20150320
作成機関ID 180009
郵便番号 9102152
電話番号 0776413644
住所 福井県福井市安波賀町4-10
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 南越盆地の中期古墳
英語タイトル
著者
鈴木 篤英
ページ範囲 83 - 84
NAID
都道府県 福井県
時代 古墳
文化財種別
史跡・遺跡種別 古墳
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ
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引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 天王前山古墳群
遺跡名かな てんのうまえやまこふんぐん
本内順位 1
遺跡所在地 福井県丹生郡越前町天王/宝泉寺
所在地ふりがな ふくいけんにゅうぐんえちぜんちょうてんのう ほうせんじ
市町村コード 18423
遺跡番号 18105
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355840.9
東経(世界測地系)度分秒 1360710.8
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.978027 136.119666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110801-20111130
調査面積(㎡)
2360
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
遺構なし
主な遺物
縄文土器
特記事項 縄文時代中期中葉
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴建物4
主な遺物
弥生土器
勾玉
石器
特記事項 主な時代:弥生末から古墳初
SI4は六角形配置の主柱穴
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
古墳5
土壙墓3
主な遺物
須恵器
鉄器
特記事項 1号墳木棺内から鉄器
SK25から特殊三重蓋
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴建物2
掘立柱建物3
主な遺物
須恵器
土師器
墨書土器
土錘
特記事項 SI1は8世紀後半~9世紀前半
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
堂2
土壙墓4
主な遺物
土師器皿
越前焼
古瀬戸香炉
漆器椀
人骨
特記事項 SI2は参道をもつ堂跡
SK34・36は土師皿を副葬
SK35は越前焼大甕を埋納
要約  天王前山古墳群は、越前町天王・宝泉寺集落の西側に位置し、南越盆地を東側に眺望する標高31~36m、比高14mを測る山林中腹斜面に立地している。主な遺構は、古墳5基(1~5号墳)、竪穴住居6棟(SI1・4・5・7・8・9)、堂跡(SI2・3)、土器集中区(SI6)、掘立柱建物3棟(SB1~3)、土坑・土坑墓37基(SK1~37)である。
 1号墳は、長軸13.0m、短軸推定11.2mの円墳であり、埋葬施設は舟形木棺と推定する。棺内に鉄器(鉄刀1点、鉄鉾1点、鉄鏃7点、鉄斧1点、鉄鎌1点)を副葬し、時期は5世紀後半と考える。2号墳は、長軸11.3m、短軸推定9.7mの円墳と推定され、周溝から鉄斧1点、墳丘が存在していた地点の包含層から鉄刀1点、鉄斧1点を検出した。3号墳は、径18m以上の円墳と推定され、墳頂部の墓坑の中に横穴式石室の奥壁と側壁基底石の一部が残っていた。周溝と石室内からTK10期の須恵器杯を検出している。4号墳は弥生時代末の方墳または方形周溝墓と考える。5号墳は周溝のみを確認し、TK23~47期の須恵器の杯、杯蓋を検出した。杯にベンガラを充填しているものもあった。
 古墳群の本来の地形は、天王川沿いに台地状に東側へ展開していた可能性が高く、縄文時代中期中葉から生業活動が始まり、弥生時代後期末~古墳時代前期の段階で小規模な集落を築いたようである。その後、5世紀中頃から6世紀中頃にかけて5号墳、1号墳、2号墳、3号墳の順で古墳群が形成されたと考える。
 奈良・平安時代の遺構としては、SI1や土器集中区SI6があり、大量の須恵器については儀式的な用途を想定する。集石墓は15世紀後半~16世紀以降のものであるが、下層で検出したSK34~36やSI2の存在から、13~15世紀前半の時期においても、当地を墓域として利用していたことが明らかになった。

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