小浜城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142007
DOI 二次元コード
二次元コードダウンロード
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.142007
引用表記 福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2025 『福井県埋蔵文化財調査報告193:小浜城跡』福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 2025 『小浜城跡』福井県埋蔵文化財調査報告193
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=啓太|last=中島|title=小浜城跡|origdate=2025-03-07|date=2025-03-07|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/142007|location=福井県福井市大畑町97-21-3|ncid=BD10941678|doi=10.24484/sitereports.142007|series=福井県埋蔵文化財調査報告|volume=193}} 閉じる
ファイル
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
書名 小浜城跡
発行(管理)機関 福井県埋蔵文化財調査センター - 福井県
書名かな おばまじょうあと
副書名 一般国道162号道路改良事業に伴う調査
巻次
シリーズ名 福井県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 193
編著者名
編集機関
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行機関
福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行年月日 20250307
作成機関ID 180009
郵便番号 9188226
電話番号 0776537977
住所 福井県福井市大畑町97-21-3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小浜城跡
遺跡名かな おばまじょうあと
本内順位
遺跡所在地 福井県小浜市雲浜
所在地ふりがな ふくいけんおばましうんぴん
市町村コード 18204
遺跡番号 07195
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20180801-20181130
20190601-20191130
20200601-20201128
20210601-20210831
調査面積(㎡)
340
263
192
660
90
140
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
城館
時代
近世(細分不明)
主な遺構
石垣
大手門遺構
主な遺物
陶磁器
金属滓
羽口
特記事項 越前赤瓦が出土した。
要約  小浜城跡は近世城跡である。小浜城郭之図によると調査地点は三ノ丸付近に該当する。
 調査の結果、小浜城跡の遺構は良好に残存することが判明した。主な遺構としては、三ノ丸に存在した米蔵の基壇と石垣、三ノ丸外郭石垣、大手門に伴うと推測される遺構や大手門周辺石垣などを確認した。小浜城跡における石垣の変遷を指摘できる良好な資料を得ることができた。
 京極氏の遺構を破壊して、酒井氏の遺構が構築されたことも判明し、文献記録に残る酒井氏による小浜城の改修の痕跡を遺構からも確認できた。
 また下層からは鍛冶に伴うと推測される金属滓や鞴羽口などの遺物が出土した。このことから三ノ丸は築城の際に鍛冶が行われた可能性が高いことが判明した。したがって、三ノ丸の機能は金属を加工する空間から貯蔵する空間へと変化したことが判明した。
 出土遺物の大半は瓦である。近世のいぶし瓦や越前赤瓦に新たな資料を得ることができた。越前赤瓦には越前平等産の可能性が高い越前赤瓦が含まれるほか、最古段階の可能性がある越前赤瓦が出土した。いぶし瓦の中には八幡山城から出土した瓦の文様に類似する軒平瓦を確認した。このことから、若狭における造瓦技術の母体の一つには近江に求められる可能性が高くなった。
 瓦生産や石垣における矢穴技法は京極氏の移封により若狭へ導入された可能性が高く、若狭における
京極氏の業績を評価することができた。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 500
ファイルダウンロード数 : 457

全国のイベント

>> 確認する

外部出力

BibTeX
TSV
JSON