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石川県金沢市 中屋サワ遺跡Ⅳ-縄文時代編-・下福増遺跡Ⅱ・横江荘遺跡Ⅱ

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/37729
引用表記 金沢市埋蔵文化財センター 2009 『金沢市文化財紀要255:石川県金沢市 中屋サワ遺跡Ⅳ-縄文時代編-・下福増遺跡Ⅱ・横江荘遺跡Ⅱ』金沢市
金沢市埋蔵文化財センター 2009 『石川県金沢市 中屋サワ遺跡Ⅳ-縄文時代編-・下福増遺跡Ⅱ・横江荘遺跡Ⅱ』金沢市文化財紀要255
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書名 石川県金沢市 中屋サワ遺跡Ⅳ-縄文時代編-・下福増遺跡Ⅱ・横江荘遺跡Ⅱ
発行(管理)機関 金沢市 - 石川県
書名かな いしかわけんかなざわし なかやさわいせき4 じょうもんじだいへん・しもふくますいせき2・よこえのしょういせき2
副書名 いなほ工業団地造成事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次 4
シリーズ名 金沢市文化財紀要
シリーズ番号 255
編著者名
編集機関
金沢市埋蔵文化財センター
発行機関
金沢市
発行年月日 20090331
作成機関ID 17201
郵便番号 9200374
電話番号 0762692451
住所 石川県金沢市上安原南60番
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中屋サワ遺跡
遺跡名かな なかやさわいせき
本内順位 1
遺跡所在地 石川県金沢市いなほ1丁目・2丁目
所在地ふりがな いしかわけんかなざわしいなほ1ちょうめ・2ちょうめ
市町村コード 17201
遺跡番号 217
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363307
東経(世界測地系)度分秒 1363459
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.551944 136.583055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20010604-20020327
20020515-20020730
20040624-20041018
調査面積(㎡)
15000
4900
1200
調査原因 工業団地造成
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
水場遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
石器
木製品
漆製品
特記事項 川跡から大量の遺物が出土。籃胎漆器や櫛などの漆製品も多数出土。
遺跡名 下福増遺跡
遺跡名かな しもふくますいせき
本内順位 2
遺跡所在地 石川県金沢市いなほ2丁目
所在地ふりがな いしかわけんかなざわしいなほにちょうめ
市町村コード 17201
遺跡番号 214
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363312
東経(世界測地系)度分秒 1363454
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.553333 136.581666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20030522-20031205
調査面積(㎡)
9500
調査原因 工業団地造成
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
奈良
平安
主な遺構
土坑
方形周溝墓
土坑墓
掘立柱建物
条里溝
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
須恵器
特記事項 古墳時代の臼玉多数出土。平安時代の条里溝を確認。
遺跡名 横江荘遺跡
遺跡名かな よこえのしょういせき
本内順位 3
遺跡所在地 石川県金沢市いなほ1丁目
所在地ふりがな いしかわけんかなざわしいなほ1ちょうめ
市町村コード 17201
遺跡番号 230
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363307
東経(世界測地系)度分秒 1363507
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.551944 136.585277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20020603-20020627
調査面積(㎡)
1000
調査原因 工業団地造成
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
奈良
平安
中世(細分不明)
主な遺構
条里溝
主な遺物
縄文土器
須恵器
土師器
特記事項 平安時代の条里溝を確認。
要約  本遺跡は縄文時代晩期の集落遺跡である。集落の近傍を流れていた縄文時代の河川跡について調査を行ったもので、大量の遺物が出土している。
 河川脇には土坑が複数設けられ、中から堅果類が出土しているので貯蔵穴とみられる。
 河川より出土する縄文土器は、後期最終末の八日市新保式期が出土土器のうちでは最も古相を示すもので、晩期初頭の御経塚式、中頃の中屋式、中屋サワ式、晩期終わり頃の下野式と時代を追うことができる。精製深鉢と粗製深鉢が主を占めるが、注口土器や赤彩研磨土器も出土している。
 河川跡からは木材を組んで水場が設けられている。杭も併設されている。河川中の堅果類の種子皮堆積状況等から、堅果類の加工箇所と考えられる。
 木製品では籃胎漆器や木製の皿、鉢、加工途中の未製品、網組製品とその素材、樹皮を加工した曲物など多岐に及ぶ。

 本遺跡は縄文時代から平安時代に至る複合遺跡である。
 縄文時代晩期から弥生時代前期前半にかけての土器が出土している。
 弥生時代では中期後半の墓域を検出しており、隣接する中屋サワ遺跡で検出した環濠集落に関するものである。墓には方形周溝墓と土坑墓がある。なお、大量の土器が出土したSK17は祭祀土坑の可能性がある。
 古墳時代では前期から中期前半にかけての掘立柱建物と井戸、溝で構成される集落跡を検出した。集落内を横断する溝からは大量の土器の他、勾玉や管玉、臼玉が出土している。
 奈良・平安時代では9世紀に成立する条里溝を検出しているが、多くの横江荘関連条里溝が10世紀までには廃絶するなか、形態を変えながらも11世紀まで機能する溝を確認した。

 本遺跡は国指定史跡東大寺領横江荘荘家跡を含む横江荘遺跡の北端部に位置する。複数の溝を確認しており、南北方向に延びる平安時代の条里溝も含まれる。遺物量は少ないが、縄文時代晩期の土器や平安時代前期の土師器、須恵器、南北朝時代頃の土師器皿などが出土している。

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