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富山市小竹貝塚発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/18528
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.18528
引用表記 株式会社エイ・テック 2013 『富山市埋蔵文化財調査報告59:富山市小竹貝塚発掘調査報告書』富山市教育委員会埋蔵文化財センター
株式会社エイ・テック 2013 『富山市小竹貝塚発掘調査報告書』富山市埋蔵文化財調査報告59
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書名 富山市小竹貝塚発掘調査報告書
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやましおだけかいづかはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 北陸新幹線道水路付替工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 富山市埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 59
編著者名
編集機関
株式会社エイ・テック
発行機関
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
発行年月日 20131227
作成機関ID 16201
郵便番号 9300091
電話番号 0764424246
住所 富山県富山市愛宕町1-2-24
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小竹貝塚
遺跡名かな おだけかいづか
本内順位
遺跡所在地 富山県富山市呉羽町北
所在地ふりがな とやまけんとやましくれはまちきた
市町村コード 16201
遺跡番号 2010096
北緯(日本測地系)度分秒 364314
東経(日本測地系)度分秒 1371002
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.7236 137.1642
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20130312-20130318
調査面積(㎡)
44
調査原因 道水路付替工事
遺跡概要
種別
貝塚
時代
縄文
弥生
古代(細分不明)
主な遺構
縄文-貝塚
主な遺物
縄文-縄文土器
石器(打製石斧
磨製石斧
石錘
砥石
ピエス
エスキーユ
剥片)
特記事項 縄文-貝塚の南側末端部を検出した
種別
集落
時代
主な遺構
弥生-溝
主な遺物
弥生-弥生土器
木製品(盾
鍬未製品
板材
棒材
部材
加工木)
特記事項 弥生-弥生時代後期前半
種別
時代
主な遺構
主な遺物
古代-須恵器
特記事項
要約 本調査区は北陸新幹線工事に伴い公益財団法人富山県文化振興財団が発掘した調査箇所(B地区)の南東端に南接する。
縄文時代には、貝塚SM01があり、地山直上に縄文時代前期の土器・石器が薄く散布している。SM01はB地区で検出した貝塚の末端部と推定できる。珪藻分析から、SM01直下の地山が陸域環境であることから当調査区は旧放生津潟の干満に影響されない小高い場所であったと推定できる。
弥生時代には、溝SD01がある。出土遺物は弥生土器と木製品がある。土器は弥生時代後期初頭の猫橋式の土器を主体とし、弥生時代終末期の白江式も出土する。出土した木製品の放射性炭素年代測定の年代とも整合する。木製品は盾・鍬未製品・板材・棒材・杭・部材・加工木が出土した。珪藻分析・花粉分析・種子同定から、この溝周辺が淡水の湿地帯であったことが推定できる。
古墳時代以降は、珪藻分析の結果から湖沼・沼沢湿地環境であり、現代の圃場整備以前は当貝塚周辺では舟を利用した湿田で、湿田は古墳時代まで遡る可能性がある。また花粉分析からスギを主体とする里山が形成されると推定できる。

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