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富山市内遺跡発掘調査概要

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54329
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54329
引用表記 富山市教育委員会埋蔵文化財センター 2019 『富山市埋蔵文化財報告98:富山市内遺跡発掘調査概要』富山市教育委員会
富山市教育委員会埋蔵文化財センター 2019 『富山市内遺跡発掘調査概要』富山市埋蔵文化財報告98
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書名 富山市内遺跡発掘調査概要
発行(管理)機関 富山市 - 富山県
書名かな とやましないいせきはっくつちょうさがいよう
副書名 友坂遺跡
巻次 21
シリーズ名 富山市埋蔵文化財報告
シリーズ番号 98
編著者名
編集機関
富山市教育委員会埋蔵文化財センター
発行機関
富山市教育委員会
発行年月日 20190329
作成機関ID 16201
郵便番号 939-2798
電話番号 076-465-2146
住所 富山県富山市婦中町速星754番地 婦中行政サービスセンター本館3階
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 友坂遺跡
遺跡名かな ともさかいせき
本内順位
遺跡所在地 富山県婦中町友坂
所在地ふりがな とやまけんふちゅうまちともさか
市町村コード 16201
遺跡番号 0429
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 364030
東経(世界測地系)度分秒 1370858
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.675 137.149444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180612-20180629
調査面積(㎡)
49.12
調査原因 個人住宅建築
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
古代-溝
土坑
ピット
中世-井戸
掘立柱建物
土坑
ピット
近世-溝
土坑
主な遺物
古代-土師器
須恵器
土錘
砥石
鉄滓
中世-かわらけ
珠洲
青磁
井戸枠
銅銭
近世-越中瀬戸
伊万里
銅銭
特記事項 中世の井戸等を検出
要約  友坂遺跡は、富山市北西部に位置し、井田川左岸の氾濫平野に立地する。西側250m には南北に延びる呉羽丘陵がある。
 調査では、掘立柱建物1基、井戸1基、溝1条、土坑9基、ピット45基、不明遺構2 基を確認した。古代、中世、近世の遺構を同一面において検出した。黄橙色シルトの地山は8 世紀後半から9世紀初頭頃の遺物を包含しており、この頃間欠的に生じた氾濫によって地山層が堆積したと考えられる。
 古代は9世紀初頭~前半と9世紀後半の遺構があり、前者が主体である。本調査区付近では、8世紀から9世紀の移行期頃に集落形成が始まったとみられる。
 中世は13世紀、15世紀中葉、16世紀後半の遺構がある。井戸は13世紀前半で、近接する掘立柱建物も同時期の可能性がある。周辺の調査では北東約400mで方形に溝がめぐる12~15世紀の居館が検出されている。検出遺構はおおよそ居館の時期と重なる。旧地形や過去の調査を考慮すると、今回調査区は居館の南側に広がっていた集落の西端部にあたると推定できる。
 近世遺構は少ないが、17世紀後半とみられる。中世居館の廃絶後も集落が形成され続けたことがわかる。

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