三ノ宮・上竹ノ内遺跡第2次調査
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/71969 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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引用表記 | 大成エンジニアリング 2018 『神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書 64:三ノ宮・上竹ノ内遺跡第2次調査』大成エンジニアリング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大成エンジニアリング 2018 『三ノ宮・上竹ノ内遺跡第2次調査』神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書 64 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
wikipedia 出典テンプレート :
{{Cite book ... 開く
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書名 | 三ノ宮・上竹ノ内遺跡第2次調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行(管理)機関 | 神奈川県教育委員会 - 神奈川県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名かな | さんのみや かみたけのうち いせき だい2じ ちょうさ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副書名 | 県道611号(大山板戸)道路改良事業に伴う発掘調査 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ名 | 神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ番号 | 64 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編集機関 |
大成エンジニアリング
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発行機関 |
大成エンジニアリング
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発行年月日 | 20180619 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作成機関ID | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
郵便番号 | 1620045 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 0352853155 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 東京都新宿区馬場下町1番地1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他の電子リソース |
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収遺跡 |
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要約 | 今回の調査範囲では、近世において泉龍寺跡、中世において浄業寺跡の比定地である。両寺院は、鈴川右岸の川岸段丘面から低地に跨って立地していた。調査の結果、泉龍寺跡(近世)と浄業寺跡(中世)に関係する遺構が検出された。泉龍寺跡の痕跡としては、畝状遺構群・耕作痕群が挙げられ、「三之宮村浄業寺・泉龍寺境内山林図」には「畑」の記載があることから、本調査で畑地の存在を裏付けることが出来た。中世浄業寺痕の痕跡としては、掘立柱建物跡、墓壙、石垣、段切り遺構など、大規模な土地改変と遺に広がっていることである。平成26、27年度調査では石垣の一部が確認されており、本調査でも石垣構形成が行われていることが判った。特筆すべきは、掘立柱建物跡構築以前に作られた石垣が調査区内の延長が想定されていたが、前回調査より延長する石垣は調査区山裾沿いに伸び、上段とは別に東側にも石垣が伸びていることが判明した。石垣の積み方は野面済みで、後世の崖崩れなどの自然災害の痕跡(流入土)が石垣上部に蓄積し、原形を留めていない箇所もみられた。出土遺物は、近世では陶磁器類、中世では舶載磁器・瓦・茶臼・六道銭など寺院に関連する遺物のほか、中世の商人が使用していた秤皿の塔形分銅が出土した。中世~近世にかけての統治の在り方を考える上で貴重な情報を得ることができたと言える。 |