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小保戸遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27720
引用表記 かながわ考古学財団 2013 『かながわ考古学財団調査報告288:小保戸遺跡』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2013 『小保戸遺跡』かながわ考古学財団調査報告288
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ファイル
書名 小保戸遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな こほと いせき
副書名 一般国道468号(さがみ縦貫道路相模原市城山地区)建設事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 288
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20130315
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小保戸遺跡
遺跡名かな こほといせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県相模原市緑区小倉地先
所在地ふりがな かながわけんさがみはらしみどりくおぐら
市町村コード 14151
遺跡番号 286
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353452.10
東経(世界測地系)度分秒 1391737.19
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.581138 139.293663
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070201-20091130
20090301-20091130
調査面積(㎡)
13919
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
時代
近代(細分不明)
主な遺構
墓坑117
主な遺物
陶磁器
銭貨
特記事項 近代以降の墓地
種別
田畑
時代
近世(細分不明)
主な遺構
墓坑299
掘立柱建物跡15
ピット列3
溝状遺構16
集石5
土坑812
階段状遺構2
主な遺物
陶磁器
墓石
金属製品
髪飾り
人骨
特記事項 近世の墓坑が多数検出。墓石類も数多く出土。
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物跡1
集石3
墓坑1
土坑40
ピット110
主な遺物
陶器
金属製品
板碑
特記事項 墓坑から刀子と古銭が出土
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居址9
竪穴状遺構23
土坑79
畝状遺構群
ピット48
主な遺物
土器
金属製品
特記事項 奈良・平安時代の竪穴住居跡や竪穴状遺構が検出
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
集石30
落とし穴状土坑389
土坑19
ピット206
主な遺物
土器
石器
特記事項 多数の落とし穴状土坑を検出
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
第1文化層遺物集中地点3
第2文化層遺物集中地点18
第3文化層遺物集中地点10
第4文化層遺物集中地点2
主な遺物
石器
特記事項 環状分布を呈する礫群を検出
要約 [小保戸遺跡 要約]
小保戸遺跡は相模川右岸に位置する。串川と相模川により形成された河岸段丘上に立地し、旧石器時代、縄文時代、奈良・平安時代、中世、近世以降と複数の時代にわたり遺構・遺物が確認された。旧石器時代ではL1H、B1層上部、B2U層において、文化層が確認された。特に注目されるのはB1層下部から検出された環状分布を呈する礫群であり、当該期の住居跡の可能性も考えられる。縄文時代は多数の落とし穴状土坑が検出され、狩り場として盛んに利用されていたことが明らかとなった。奈良・平安時代は竪穴住居跡が検出されており、居住地として利用されていた。中世は長大な溝状遺構や地下式坑等が主に検出されており、遺構は少ないが人の生活の痕跡が看取された。近世は多数の墓坑が検出された。墓坑に伴い、墓石や副葬品が出土している。墓石と墓坑がセットで調査された例は少ないため、墓のあり方を考える上で、貴重な資料である。 

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