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菖蒲内開戸遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70746
引用表記 かながわ考古学財団 2019 『かながわ考古学財団調査報告321:菖蒲内開戸遺跡』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2019 『菖蒲内開戸遺跡』かながわ考古学財団調査報告321
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ファイル
書名 菖蒲内開戸遺跡
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな しょうぶうちかいと いせき
副書名 一般国道246(秦野IC関連)建設事業に伴う発掘調査
巻次 1
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 321
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20190215
作成機関ID
郵便番号 2320033
電話番号 0452528689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3-191-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 菖蒲内開戸遺跡
遺跡名かな しょうぶうちかいといせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県秦野市菖蒲字内開戸976番1地先~字平台219番1地先 菖蒲字天神下716-4外
所在地ふりがな かながわけんはだのししょうぶあざうちかいと976ばん1ちさき~あざひらだい219ばん1ちさき しょうぶあざてんじんした716-4ほか
市町村コード 14211
遺跡番号 71
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 352230.2
東経(世界測地系)度分秒 1390951.7
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.375055 139.164361
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170404-20171228
20180402-20180531
調査面積(㎡)
4656
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
散布地
時代
近世(細分不明)
主な遺構
畝状遺構18
土坑6
段切状遺構3
主な遺物
陶磁器
土器
金属製品
特記事項 宝永火山灰下の耕作跡
種別
散布地
時代
中世(細分不明)
主な遺構
畝状遺構7
道状遺構2
焼土跡1
溝状遺構3
土坑41
盛土状遺構1
主な遺物
陶磁器
土器
銭貨
特記事項 耕作跡
種別
散布地
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴状遺構1
土坑50
溝状遺構1
ピット50
主な遺物
土師器
須恵器
金属製品
特記事項 集落の縁辺
種別
散布地
時代
縄文
弥生
主な遺構
土器集中1
土坑6
主な遺物
土器
特記事項 狩り場・集落の縁辺か
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
土器集中2
石材貯蔵土器1
集石2
土坑6
焼土跡4
炭化物集中4
主な遺物
土器
石器
土製品
石製品
特記事項 集落の縁辺
要約  菖蒲内開戸遺跡は四十八瀬川右岸の丘陵上に位置し、縄文時代早期・前期・中期・後期・晩期、縄文時代晩期終末~弥生時代前期初頭、奈良・平安時代、中世、近世(以降)と複数の時代にわたる遺構・遺物が確認された。遺構を概観すると、縄文時代では縄文時代中期の土器集中、石材貯蔵土器、集石などが認められた。特に中期の石材貯蔵土器(曽利式)からは星ヶ塔産の黒曜石が出土している。縄文時代晩期終末~弥生時代前期初頭では土器集中、土坑などが認められた。遺物では縄文時代晩期前半から、縄文時代晩期終末~弥生時代前期初頭にかけての土器が比較的まとまって出土した。また栽培種のアワ等を土器圧痕から確認することができた。該期社会の生業などの様相を解明する上で良好な資料である。奈良・平安時代については、竪穴状遺構や土坑が発見されたことで、集落の縁辺部について明らかにすることができた。中世から近世にかけては、畝状遺構や道状遺構、盛土状遺構、土坑、段切状遺構、宝永火山灰混じりの畝状遺構を発見することができた。これにより、この地が耕作地として繰り返し土地の改変と復旧を繰り返して利用されたことを明らかにすることができた。

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