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東京都文京区 切支丹屋敷跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/86552
引用表記 文京区教育委員会 2016 『B-141-2:東京都文京区 切支丹屋敷跡』文京区教育委員会
文京区教育委員会 2016 『東京都文京区 切支丹屋敷跡』B-141-2
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ファイル
書名 東京都文京区 切支丹屋敷跡
発行(管理)機関 文京区 - 東京都
書名かな とうきょうとぶんきょうく きりしたんやしきあと
副書名 文京区小日向一丁目東遺跡・集合住宅建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書/保存処理・自然科学分析(2)編
巻次 2
シリーズ名
シリーズ番号 B-141-2
編著者名
編集機関
文京区教育委員会
発行機関
文京区教育委員会
発行年月日 20160729
作成機関ID 13105
郵便番号 112-8005
電話番号 0358031305
住所 東京島文京区春日1-16-21
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小日向一丁目遺跡
遺跡名かな こひなたいっちょうめいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都文京区小日向1-23
所在地ふりがな とうきょうとぶんきょうくこひなた1-23
市町村コード 13105
遺跡番号 129
北緯(日本測地系)度分秒 354250
東経(日本測地系)度分秒 1394446
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7171 139.7429
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140403-20140805
調査面積(㎡)
1020
調査原因 集合住宅建設
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
弥生
古墳
奈良
平安
中世(細分不明)
江戸
主な遺構
縄文時代5
弥生時代後期~古墳時代前期8
奈良・平安時代5
江戸時代地下室2
江戸時代井戸2
江戸時代採土抗7
江戸時代埋葬遺構3
江戸時代その他190
近代30
主な遺物
縄文土器20
弥生時代後期~古墳時代前期 土師器等520
土師器1143
須恵器180
須恵器系土師質土器16
灰釉陶器3
中世陶器・土器11
江戸時代磁気・陶器・土器等27,087
特記事項 ・江戸時代「切支丹屋敷」に関する遺構・遺物
・イタリア人宣教師ジョヴァンニ・バティスタ・シドッチと判断される墓の調査
・長助・はる夫妻と推定される墓の調査
要約  「切支丹屋敷」跡(文京区小日向一丁目東遺跡)の発掘調査において、169・170・172号遺構という3基の埋葬遺構が発見され、3体の人骨が出土した。『小日向志』によれば、ジョヴァンニ・バティスタ・シドッチや長助・はる夫妻の墓が「切支丹屋敷」内にあったという記述がある。ミトコンドリアDNA分析を実施した結果、169号遺構出土の人骨がヨーロッパ人の人骨であることが判明した。これを受けて、棺の保存処理、樹種同定及び放射性炭素年代測定を実施するとともに、さらに次世代シークエンサを用いたDNA分析を行うこととなった。総合的に検討した結果、169号遺構出土の人骨は、ジョヴァンニ・バティスタ・シドッチであると判断されるに至った。170・172号遺構出土人骨は、長助・はる夫妻の墓である可能性が考えられる。
 なお、次世代シークエンサを用いたDNA分析、棺の保存処理、樹種同定及び放射性炭素年代測定については当教育委員会等の費用で実施したことから、「遺構・遺物・自然科学分析(1)・考察編」とは別に「保存処理・自然科学分析(2)編」として報告することとした。本書は後者にあたる。

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