東京都文京区 後楽一・二丁目遺跡
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/86545 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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引用表記 | 加藤建設株式会社 2016 『B-152:東京都文京区 後楽一・二丁目遺跡』三菱地所レジデンス株式会社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
加藤建設株式会社 2016 『東京都文京区 後楽一・二丁目遺跡』B-152 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
wikipedia 出典テンプレート :
{{Cite book ... 開く
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ファイル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名 | 東京都文京区 後楽一・二丁目遺跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行(管理)機関 | 文京区 - 東京都 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名かな | とうきょうとぶんきょうく こうらくいちにちょうめいせき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副書名 | (仮称)文京区後楽二丁目計画における埋蔵文化財発掘調査報告書 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ番号 | B-152 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編集機関 |
加藤建設株式会社
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発行機関 |
三菱地所レジデンス株式会社
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発行年月日 | 20160831 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作成機関ID | 13105 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
郵便番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他の電子リソース |
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収遺跡 |
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要約 | 本遺跡は、小石川台地南側の神田川が造成した沖積低地に位置する。調査地の東側、西側、南側はそれぞれ通りに面しており、本調査は東側を表間口とする町屋、西側を表間口とする武家地の発掘調査である。 遺構は280基検出され、出土遺物の年代は17世紀中葉から19世紀中葉頃を主体とする。遺物の時期や遺構の重複関係から、おおよそⅠ期からⅥ期の6期に区分され、Ⅰ・Ⅱ期は武家地・町地成立以前、Ⅲ~Ⅵ期は町地・武家地の成立以降にあたる。このうちⅠ期は、近世初頭の盛土造成以前にあたり、神田川の旧流路と推測される緑色砂礫層が検出されたほか、自然科学分析や周辺遺跡の調査成果から、本調査地周辺にはヨシ属を主体とする湿原が広がり、一部は水田として利用されていたと考えられる。また、「寛永江戸全図」に描かれた溝状施設に対比される大溝も検出され、廃絶した大溝を介した東側と西側では盛土層の層様や層厚の異なる様相が認められている。 武家地・町地の成立期にあたるⅢ期には、上水施設(竹樋)が敷設される。その後、町地や武家地を画する敷地境を兼ねた地割りが行われ、Ⅵ期にかけて建物跡、土蔵跡、下水溝などの遺構が構築される。絵図・地図資料から、調査地は町地の裏手空間に位置付けられ、検出された遺構の分布・様相と調和的である。武家地では、Ⅲ~Ⅵ期にかけて上水施設、下水溝、土坑等が見出されたが、建物跡を構成する遺構が検出されていないことから、建物周辺の空間にあたるものと推測される。 特徴的な出土遺物としては、武家地から出土した美濃・瀬戸産陶器茶釜、大型の肥前産磁器仏花瓶、町地から出土した肥前産磁器十分盃、備前産炻器振出などがあげられる。 |