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田端西台通遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25595
引用表記 (財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2012 『東京都埋蔵文化財センター調査報告272:田端西台通遺跡』(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2012 『田端西台通遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告272
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ファイル
書名 田端西台通遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな たばたにしだいどおりいせき
副書名 東京都市計画事業田端二丁目付近土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 272
編著者名
編集機関
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行機関
(財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行年月日 20120331
作成機関ID
郵便番号 206-0033
電話番号 042-373-5296
住所 東京都多摩市落合1-14-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 田端西台通遺跡
遺跡名かな たばたにしだいどおりいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都北区田端二丁目ほか
所在地ふりがな とうきょうときたくたばたにちょうめほか
市町村コード 13117
遺跡番号 41
北緯(日本測地系)度分秒 354411
東経(日本測地系)度分秒 1394528
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7396 139.7546
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20091101-20110331
調査面積(㎡)
8341
調査原因 東京都市計画事業田端二丁目付近土地区画整理事業
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
遺物集中地点1
主な遺物
ナイフ形石器
掻器
削器
剥片
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
住居跡1
土坑1
墓壙1
主な遺物
土器(早期前半+前期+中期後半+後期前半)
土製品(二次利用土器片)
石器(石鏃+磨製石斧+石匙+石錐+磨石+礫器)
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
住居跡8
方形周溝墓13
主な遺物
土器
ガラス製品(小玉)
金属製品(鉄剣 鉄鏃)
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
住居跡5
古墳3
土坑2
主な遺物
土器
金属製品(刀子)
ガラス製品(小玉)
石製品(切子玉+勾玉+棗玉)
特記事項
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
住居跡53
掘立柱建物跡21
柵列8
土坑71
溝2
火葬墓1
主な遺物
土師器
須恵器
灰釉陶器
緑釉陶器
土製品(土錘+土鈴+転用硯+土製支脚)
金属製品(鉄鏃+刀子+鎌+穂摘具+釘+鍋+閂金具+鍔帯)
銭貨(和同開珎)
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
住居跡4
馬埋葬土坑1
溝15
道路状遺構1
主な遺物
陶磁器
金属製品
石製品
銭貨
馬骨
特記事項 主な時代:中世以降
要約 [田端西台通遺跡 要約]
全2分冊。 本遺跡は、武蔵野台地東端の本郷台地の一角、上野台と通称される台地上に立地する。調査の結果、旧石器時代から近世に亘る多種多様な遺構・遺物が検出された。特に弥生時代の方形周溝墓から出土した鉄剣・ガラス小玉、古墳時代の土坑から出土した装身具、古代の集落が注目される。旧石器時代は、集中地点が一ヶ所で、ナイフ形石器などが出土した。縄文時代は、竪穴建物跡は1基であるが、さらなる存在の可能性が大きい。早期前半と前期前半の土器が主体である。弥生時代は、竪穴建物跡群(8基)と方形周溝墓群(13基)が検出された。前者は終末から古墳時代初頭段階の集落で、後者は後期中葉から後半の墓域である。1基の方形周溝墓の主体部からはガラス小玉が140個出土し、同じく周溝から鉄剣が出土した。北側70mほどで過去に検出された方形周溝墓からも鉄剣が出土している。古墳時代では、集落と円墳、土壙墓が検出されている。土壙墓からは勾玉・切子玉・ガラス小玉が出土した。古代では、竪穴建物跡が53基、掘立柱建物跡が21棟以上検出された。掘立柱建物跡は軸方向を揃え、北側に向かって並んでいる。集落は奈良時代から平安時代末まで続く。竪穴建物跡からは皇朝十二銭の最初である「和同開珎」が出土した。中世から近世では、台地南側に堀状の溝が検出された。周辺を含めて新知見である。

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