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中里峽上遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27531
引用表記 (公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2013 『東京都埋蔵文化財センター調査報告284:中里峽上遺跡』(公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
(公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ− 2013 『中里峽上遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告284
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ファイル
書名 中里峽上遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな なかざとはけうえいせき
副書名 (仮称)北区中里マンション計画に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次 2
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 284
編著者名
編集機関
(公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行機関
(公財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ−
発行年月日 20131130
作成機関ID
郵便番号 206-0033
電話番号 042-373-5296
住所 東京都多摩市落合1-14-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 土製模造鏡について
英語タイトル
著者
及川 良彦
ページ範囲 201 - 202
NAID
都道府県 東京都
時代 古墳
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 中里峽上遺跡
遺跡名かな なかざとはけうえいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都北区中里三丁目20番地
所在地ふりがな とうきょうときたくなかざとさんちょうめ20ばんち
市町村コード 13117
遺跡番号 40
北緯(日本測地系)度分秒 354434
東経(日本測地系)度分秒 1394511
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.746 139.7498
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110303-20130215
調査面積(㎡)
515
調査原因 (仮称)北区中里マンション計画
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
土器(前期後半から後期前半)
石器(打製石斧)
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
土器(後期)
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
住居跡16
ピット
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
金属製品
土製品(支脚+模造鏡)
特記事項 張り出し付き大形竪穴住居跡。巨大土製支脚。有文土製模造鏡。
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
住居跡5
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
金属製品
土製品
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
住居跡2
掘立柱建物跡2
ピット
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
金属製品(腰帯金具)
土製品
特記事項 銅製腰帯金具(巡方)。刻書須恵器。
種別
散布地
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
溝1
ピット
土坑
主な遺物
陶磁器
土器
石製品
特記事項
要約 [中里峡上遺跡 要約]
縄文時代:遺構はなく、遺物は中期後半(加曽利E式土器)を主体とし、後期初頭(称名寺式土器)、後期前半(堀之内式土器)と石器が少量出土した。今回の調査範囲内には集落を構成する遺構は検出されなかった。 弥生時代:後期の土器片が少量出土したのみで、竪穴住居跡は検出されなかった。集落は調査区の東側でまとまり、本地点までは広がらない可能性が高い。 古墳時代から平安時代:7世紀前葉から9世紀中葉まで竪穴住居が密集して作られていた。特に古墳時代から奈良時代初頭にかけての竪穴住居跡の重複は激しく、約100年間に7棟以上の重複が認められる継続性の高い集落であり、一般農村とは一線を画する集住性の高い集落である。古墳時代後期で注目されるのは、7世紀末の一辺9mもある張り出し付き大形住居跡の調査である。この他、各住居跡では建物跡を解体する際に柱の抜き取り、カマドの解体、焼却、埋め戻し、住居構築というサイクルが顕著に認められた。遺物では滑石製の臼玉や鉄製品、鍛冶・鋳造関連の鉄滓や鞴の羽口(坩堝?)の出土が注目される。7世紀前葉と思われる住居跡カマド袖下から有文の土製模造鏡は、表裏に正格子文を持つ特異なものであった。7世紀中葉から後葉の住居跡カマドに設置されていた土製支脚は、その30cmを超える巨大さとともに、男根を模した形状であり、大変希少な例として注目される。平安時代では、銅製の巡方と呼ばれる腰帯具の表金具が9世紀初頭の住居跡から出土した。この住居跡からは、武蔵国はじめ相模・甲斐・下総国等周辺国の土師器も出土した。また、刻書「才」字のある須恵器の出土も注目される。 中世以降:中世以降と思われる多数の柱穴や土坑が検出された。しかし明確な建物跡の復原はできなかった。近代以降では防空壕などが検出された。出土遺物では戦前から戦中にかけての統制陶器や陶器製卸し金などの代用品などが注目される。

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