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小石川植物園内貝塚・原町遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/121998
引用表記 公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2020 『東京都埋蔵文化財センター調査報告351:小石川植物園内貝塚・原町遺跡』公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2020 『小石川植物園内貝塚・原町遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告351
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ファイル
書名 小石川植物園内貝塚・原町遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな こいしかわしょくぶつえんないかいづか・はらまちいせき
副書名 日本銀行本店原町家族寮地点における埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 351
編著者名
編集機関
公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行年月日 20200331
作成機関ID 13224
郵便番号 2060033
電話番号 0423748044
住所 東京都多摩市落合1 丁目14 番2 
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 小石川植物園内貝塚・原町遺跡
遺跡名かな こいしかわしょくぶつえんないかいづか・はらまちいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都文京区白山四丁目7番地8号
所在地ふりがな とうきょうとぶんきょうくはくさんよんちょうめ7ばんち8ごう
市町村コード 13105
遺跡番号 021
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354319
東経(世界測地系)度分秒 1394451
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.721944 139.747499
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20181201-20190530
調査面積(㎡)
1323
調査原因 建て替え
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
縄文時代:土器(中期・後期・晩期)
古代:瓦
中世:陶器
特記事項 縄文土器は、中期後半加曾利E3 式が主体。
種別
城館
時代
近世(細分不明)
主な遺構
地下坑
地下室
土坑
ピット
主な遺物
陶磁器
土器
土製品
石製品
金属製品など
特記事項 近世陶磁器では、鍋島焼が出土。
要約  小石川植物園内貝塚・原町遺跡日本銀行本店原町家族寮地点は、「小石川御殿」堀の一部を内包し、堀の規模(幅)を捉えることができた調査である。
 縄文時代の遺構は認めていない。2・7区の小石川植物園に比較的近い範囲では、おそらく江戸時代の「小石川御殿」期、その後の旗本屋敷期における土地改良が関東ローム層まで至らない部分で富士黒色土層の堆積が確認され、縄文土器が1,124 点出土した。
 江戸期以降の段階は、「小石川御殿」期、旗本屋敷期、明治期以降に区分される。「小石川御殿」期の遺構は、堀である。旗本屋敷期は、地下坑・地下室・溝・土坑・ピットなどがある。方形遺構の軸方向は、調査区北東側の往還(「廣道」「小石川御殿跡小路」)に直交・平行の位置にある。方形遺構の主軸方向は、概ねN43 ~ 47 ゚W およびE が多い。
 近世(近代含む)の遺物は、舶載陶磁器、国産色絵陶磁器、国産陶磁器・土器、土製品、瓦、石製品、金属製品(銭貨・銅製品・鉄製品)、近代ガラス製品(ビン類など)、貝、その他レンガなどに区分し分類した。出土数総体としては、国産陶磁器・土器、瓦が大半を占める。
 遺物の年代的な指標は、徳松下屋敷から小石川御殿期(「小石川御殿」堀廃絶以前):承応元年~正徳三年(1652 ~ 1713)、旗本屋敷期(「小石川御殿」堀廃絶以後-明治期武家地の収容まで):正徳四年~地租改正時期前後まで(1714 ~ 1872 頃)に区分される。御殿期の遺物は、ほぼ認められないが、極々少量、旗本屋敷期の遺構・整地層で17 世紀代の陶磁器が出土している。近世の遺物のほとんどは、旗本屋敷期のものである。

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