川岸遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142681
DOI 二次元コード
二次元コードダウンロード
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.142681
引用表記 公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター 2024 『東京都埋蔵文化財センター調査報告387:川岸遺跡』公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター 2024 『川岸遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告387
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=聖吾|last=岩井|first2=悠登|last2=佐藤|first3=亮太|last3=佐藤|first4=伸哉|last4=鈴木|first5=真也|last5=長佐古|first6=由子|last6=宮本|first7=亮|last7=守屋|first8=信之|last8=池谷|first9=彬|last9=岩瀬|first10=貴之|last10=大森|first11=大真|last11=尾嵜|first12=眞里|last12=梶ケ山|first13=拓人|last13=金井|first14=謙一|last14=小林|first15=陽子|last15=酒入|first16=隆司|last16=須藤|first17=智至|last17=服部|first18=穣|last18=米田|first19=|last19=株式会社パレオ・ラボ|first20=|last20=パリノ・サーヴェイ株式会社|title=川岸遺跡|origdate=2024-12-27|date=2024-12-27|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/142681|location=東京都多摩市落合一丁目14 番2|ncid=BD10087474|ncid=BD10087543|ncid=BD10087587|ncid=BD10087601|ncid=BD10087645|ncid=BD1008769X|ncid=BD10087805|doi=10.24484/sitereports.142681|series=東京都埋蔵文化財センター調査報告|volume=387}} 閉じる
ファイル
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
書名 川岸遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな かわぎしいせき
副書名 落合川下谷橋調節池建設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 387
編著者名
編集機関
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人東京都教育支援機構 東京都埋蔵文化財センター
発行年月日 20241227
作成機関ID 13224
郵便番号 2060033
電話番号 0423748044
住所 東京都多摩市落合一丁目14 番2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 川岸遺跡
遺跡名かな かわぎしいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都東久留米市浅間町二丁目地内
所在地ふりがな とうきょうとひがしくるめしせんげんちょうにちょうめちない
市町村コード 13222
遺跡番号 120
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354544
東経(世界測地系)度分秒 1393247
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.762222 139.546388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190801-20210630
20231101-20240419
調査面積(㎡)
7750
調査原因 落合川下谷橋調節池建設工 事
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
石器集中部58
礫集中部62
炭化物集中部15
主な遺物
ナイフ形石器
台形様石器
尖頭器
角錐状石器
鋸歯縁石器
掻器
削器
錐形石器
楔形石器
抉入石器
彫器
斧形石器
石刃
石核
敲石
凹石
台石
焼礫
炭化物
特記事項 ・立川ロームⅨ層に伴う環状ブロック群を 2 基検出
・17 点(個体数)の斧形石器が出土
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物跡27
土坑179
炉穴4
ピット(小穴)227
主な遺物
土器(早期~後期)
土器片円盤
土製円盤
土器片錘
焼成粘土塊
玦状耳飾
平玉
有舌尖頭器
石槍
石鏃
石匙
楔形石器
二次加工剥片
打製石斧
磨製石斧
磨石
敲石
凹石
石皿
礫器
石錘
石棒
炭化物
特記事項 ・縄文時代前期前葉~後葉にかけての集落跡を検出
・諸磯 a・b 式期の土坑集中部を 2 箇所検出
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
主な遺物
須恵器
ロクロ土師器
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物跡16
柱穴列19
溝状遺構47
井戸跡10
土坑墓1
獣骨埋納土坑2
地下式坑16
地下室12
その他土坑152
その他ピット(小穴)1522
主な遺物
国産陶磁器
舶載陶磁器
土器
焼成粘土塊
鞴羽口
土製碁石
泥面子
土人 形
鉄滓
煙管
鉄鏃
鍋吊
引手
銭貨
板碑
石臼
砥石
人骨
動物骨
炭化物
特記事項 ・16 世紀~ 17 世紀代を中心とする遺物が出土
・掘立柱建物跡集中区域を検出
・溝状遺構と大型の地下室から富士宝永火山灰を検出
要約  川岸遺跡は武蔵野台地のほぼ中央部、落合川と黒目川の合流点右岸に形成された高台の上に立地する。発掘調査は遺跡の北半部 7,750㎡を対象に実施し、旧石器時代、縄文時代、古代、中近世の遺構と遺物が検出された。
 旧石器時代では、立川ロームⅩ層からⅢ層にかけて石器、礫、炭化物が多数出土し、①Ⅸ b 層、②Ⅸ a 層からⅥ層、③ Ⅴ層からⅣb 層、④Ⅳ a 層を主体とする4つの石器群に分けて把握された。Ⅸ b 層からは直径約 40m の環状ブロック群が 2 基並んで検出された。また、環状ブロック群に伴って個体数 17 点の斧形石器が出土した。
 縄文時代では、早期後葉から後期中葉にかけての遺構と遺物が検出された。特に前期前葉(関山式期)から後葉(諸磯 b式期)にかけての竪穴建物跡の検出数は多く、ここに当該期の集落跡が所在したことが明らかとなった。また、諸磯 a 式~同 b 式期では 2 箇所の土坑集中部が確認され、土坑からは土器の大形破片や準完形個体、石器、石製品、礫が出土した。
 中近世では、掘立柱建物跡や柱穴列、溝状遺構、井戸跡、地下室・地下式坑など、多数の屋敷関連遺構が検出された。遺物は 16 世紀代から 17 世紀代のものが中心で、国産・中国産の陶磁器が年代的なまとまりをもって出土した。土器小皿(カワラケ)が一括廃棄されたと推定される大型土坑や底面に複数の円形土坑が穿たれた大型の地下室等が確認された。遺跡周辺は、文献史料や地域伝承により徳川秀忠・家光の頃の鷹匠頭を務めた小野久内吉次の屋敷推定地とされており、今回の調査で検出された遺構や遺物との関連性がうかがえる。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 851
ファイルダウンロード数 : 1671

全国のイベント

>> 確認する

外部出力

BibTeX
TSV
JSON