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首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/30952
引用表記 千葉県教育振興財団 2006 『千葉県教育振興財団調査報告558:首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』国土交通省関東地方整備局他
千葉県教育振興財団 2006 『首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告558
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ファイル
書名 首都圏中央連絡自動車道埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 木更津市丹過遺跡
巻次 5
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告
シリーズ番号 558
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
国土交通省関東地方整備局
千葉県教育振興財団
発行年月日 20061215
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-424-4848
住所 千葉県四街道市鹿渡809番地の2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 水運交通と丹過遺跡
英語タイトル
著者
今泉 潔
ページ範囲 130 - 136
NAID
都道府県 千葉県
時代 古代(細分不明)
文化財種別
史跡・遺跡種別 交通
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 丹過遺跡
遺跡名かな たんがいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県木更津市茅野字湯那向47-3ほか
所在地ふりがな ちばけんきさらづしかやのあざゆなむかい47-3ほか
市町村コード 12206
遺跡番号 028
北緯(日本測地系)度分秒 352147
東経(日本測地系)度分秒 1400317
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.3663 140.0515
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20020401-20030331
20030401-20030531
調査面積(㎡)
9950
2500
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
土坑2
主な遺物
縄文土器
石鏃
磨石
特記事項
種別
集落
時代
弥生
古墳
主な遺構
竪穴住居13
掘建柱建物7
方形周溝墓3
井戸1
溝7
主な遺物
弥生土器
土師器
木製品
特記事項 溝7条のうち4条は環濠。

主な時代:弥生〜古墳前期
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居1
溝35
土坑1
性格不明溝1
主な遺物
土師器
埴輪
土製支脚
特記事項 箱堀状凹型溝

主な時代:古墳時代中期 後期
種別
官衙
時代
奈良
平安
主な遺構
掘建柱建物34以上
堀・柵列7以上
井戸1
土坑8
溝5以上
性格不明溝4
主な遺物
土師器
須恵器
畿内系土師器
墨書土器+土製品(羽口・瓦塔)
金属製品(刀子・鉄族・釘・鑷子・閂受け金具・鉄滓)
石製品(紡錘車・砥石)
特記事項 溝6条のうち2条は東西の区画溝。
種別
官衙
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
掘建柱建物3
柵列2
主な遺物
舶載陶磁器
国産陶磁器
銭貨
特記事項 開元通宝・崇寧銭。
要約 [丹過遺跡 要約]
丹過遺跡は小櫃川右岸の水運を利用可能な交通の要衝に立地する。弥生時代後期に集落が営まれ始め、古墳時代前期に有力者が居住した、特異な構造をもつ掘立柱建物数棟が出現する。古墳時代後期になると一転して一帯は耕作地として利用されるようになる。 奈良時代になると、今度は掘立柱建物だけの景観となり,片廂建物・L字形長舎建物・総柱建物などが計画的に配置される。うち総柱建物2棟は郡衙正倉に匹敵する4間×3間規模で、1棟は柱筋溝状遺構であった。これら掘立柱建物群は地方末端官衙の一例となり、交通の要衝として「津」的な機能が付与されていたと考えられることから、古代上総国畔蒜郡衙の、おもに収税機能を担った郡衙別院として機能していた可能性があることを指摘した。また出土遺物には南伊勢産と考えられる畿内系土師器が出土した。

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