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流山新市街地地区埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/132027
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.132027
引用表記 千葉県教育振興財団 2019 『千葉県教育振興財団調査報告書779:流山新市街地地区埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団
千葉県教育振興財団 2019 『流山新市街地地区埋蔵文化財調査報告書』千葉県教育振興財団調査報告書779
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書名 流山新市街地地区埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな ながれやまししんしがいちちくまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 流山市市野谷向山遺跡・市野谷立野遺跡・西初石五丁目遺跡・市野谷駒木野馬土手・十太夫野馬土手
巻次 11
シリーズ名 千葉県教育振興財団調査報告書
シリーズ番号 779
編著者名
編集機関
千葉県教育振興財団
発行機関
千葉県教育振興財団
発行年月日 20190315
作成機関ID 122289
郵便番号 2840003
電話番号 0434244848
住所 千葉県四街道市鹿渡809番地の2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 市野谷向山遺跡(20)・(21)・(22)・(24)・(25)・(27)・(29)・(30)・(31)
遺跡名かな いちのやむこうやまいせき
本内順位 1
遺跡所在地 流山市市野谷782-4の一部ほか
所在地ふりがな ながれやましいちのや782-4のいちぶほか
市町村コード 12220
遺跡番号 036(20)・(21)・(22)・(24)・(25)・(27)・(29)・(30)・(31)
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355147
東経(世界測地系)度分秒 1395519
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.863055 139.921944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170601-20180911
調査面積(㎡)
7849
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
散布地
時代
旧石器
縄文
江戸
主な遺構
旧石器時代石器出土地点
縄文時代竪穴住居跡5
縄文時代土坑6
近世野馬堀3
近世シシ穴7
主な遺物
二次加工のある剥片
縄文土器(前・中期)
縄文時代石器
近世陶磁器
特記事項
遺跡名 市野谷立野遺跡(36)・(37)・(38)
遺跡名かな いちのやたてのいせき
本内順位 2
遺跡所在地 流山市市野谷780-8ほか
所在地ふりがな ながれやましいちのや780-8ほか
市町村コード 12220
遺跡番号 022(35)・(37)・(38)
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355154
東経(世界測地系)度分秒 1395526
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.865 139.923888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170116-20171215
調査面積(㎡)
4085
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
散布地
時代
縄文
江戸
主な遺構
近世野馬堀3
近世シシ穴5
主な遺物
縄文土器
縄文時代石器
近世銭貨
特記事項 野馬堀は市野谷向山遺跡から続くものである。
遺跡名 西初石五丁目遺跡(23)・(24)
遺跡名かな にしはついしごちょうめいせき
本内順位 3
遺跡所在地 流山市大畔482-6ほか
所在地ふりがな ながれやましおおぐろ482-6ほか
市町村コード 12220
遺跡番号 045
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355225
東経(世界測地系)度分秒 1395458
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.873611 139.916111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170417-20170706
調査面積(㎡)
1564
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
散布地
時代
旧石器
縄文
江戸
主な遺構
旧石器時代石器出土地点1
縄文時代竪穴住居跡1
近世野馬堀2
主な遺物
ナイフ形石器
縄文土器(前期・中期)
縄文時代石器
特記事項
遺跡名 市野谷駒木野馬土手(2)
遺跡名かな いちのやこまきのまどて
本内順位 4
遺跡所在地 流山市十太夫1-8の一部ほか
所在地ふりがな ながれやましじゅうだゆう1-8のいちぶほか
市町村コード 12220
遺跡番号 056
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355212
東経(世界測地系)度分秒 1395558
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.87 139.932777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20111116-20111125
調査面積(㎡)
223
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
時代
江戸
主な遺構
主な遺物
特記事項
遺跡名 十太夫野馬土手(31)
遺跡名かな じゅだゆうのまどて
本内順位 5
遺跡所在地 流山市十太夫119-1ほか
所在地ふりがな ながれやまし119-1ほか
市町村コード 12220
遺跡番号 048
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355255
東経(世界測地系)度分秒 1395540
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.881944 139.927777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170215-20170221
調査面積(㎡)
679
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
時代
江戸
主な遺構
近世野馬土手
近世野馬堀
主な遺物
特記事項
要約  市野谷向山遺跡は江戸川支流に開析された標高17mの台地上に立地する。今回報告するところは,遺跡範囲西側部分と東側の市野谷立野遺跡に近接する部分に分かれる。西側の調査区をみると,旧石器時代では立川ロームⅢ層から1点の石器が出土した。縄文時代では,前期黒浜式期の集落が確認された。集落は既報告の第16次調査区に続くものである。東側部分でも,縄文時代前期の竪穴住居跡が1軒検出された。近世では小金牧野ひとつの「上野牧」に関係する2条から3条の野馬堀とシシ穴が検出された。牧関係についてはトレンチ調査であり,シシ穴は他にも多数存在するとみられる。
 市野谷立野遺跡は江戸川支流に開析された標高17mの台地上に立地する。縄文時代の土器・石器は出土したが,遺構は検出されなかった。近世では,小金牧のひとつの「上野牧」に関係する3条の野馬堀が検出されたが,市野谷向山遺跡から続くものである。また,市野谷向山遺跡と同様にシシ穴も検出された。牧関係についてはトレンチ調査であり,シシ穴は他にも多数存在するとみられる。
 西初石五丁目遺跡は江戸川支流に開析された標高21mの台地上に立地する。旧石器時代では,立川ロームⅤ層から石器が1点出土した。縄文時代では,前期の竪穴住居跡が1軒検出され,中期の土器もやや多く出土した。近世では,小金牧のひとつの「上野牧」に関係する2条の野馬堀が検出された。
 市野谷駒木野馬土手・十太夫野馬土手は小金牧のうち「上野牧」のほぼ中央部に位置しており,広大な牧内を区画し,管理することを主目的とした土手と考えられる。十太夫野馬土手では,野馬土手1条とそれに付帯する野馬堀が良好な状態で遺存しており,野馬土手の構築方法の一端を確認することができた。

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