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千葉北部地区新市街地造成整備事業関連埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31497
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31497
引用表記 千葉県文化財センター 1999 『千葉県文化財センター調査報告358:千葉北部地区新市街地造成整備事業関連埋蔵文化財調査報告書』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 1999 『千葉北部地区新市街地造成整備事業関連埋蔵文化財調査報告書』千葉県文化財センター調査報告358
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書名 千葉北部地区新市街地造成整備事業関連埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな ちばほくぶちくしんしがいちぞうせいせいびじぎょうかんれんまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 印西市鳴神山遺跡・白井谷奥遺跡
巻次 2
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 358
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
千葉県企業庁
発行年月日 19990331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 鳴神山遺跡
遺跡名かな なるかみやまいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県印西市戸神字大野610ほか
所在地ふりがな ちばけんいんざいしとがみあざおおの610ほか
市町村コード 12231
遺跡番号 507
北緯(日本測地系)度分秒 354737
東経(日本測地系)度分秒 1400712
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7968 140.1168
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19880916-19920630
調査面積(㎡)
57354
調査原因 調整池造成に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
ナイフ形石器
スクレイパー
剥片
特記事項 集落としては規模が小さい。紀年銘墨書土器をはじめとした多数の墨書土器、線刻土器、ヘラ書き土器が出土した。印旛郡フナ穂郷の中心的集落と考えられる。谷に面した地点に墓域が存在する。近世牧遺構。
種別 : 包蔵地
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
縄文土器(早・前・中・後・晩)
石鏃
特記事項
種別
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居跡21
主な遺物
弥生土器
手捏ね土器
紡錘車
特記事項
種別
その他の生産遺跡
時代
古墳
主な遺構
主な遺物
土師器
石製模造品
特記事項 種別 : 牧
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
灰釉陶器
緑釉陶器
奈良三彩
二彩
土錘
紡錘車
刀子
鉄鏃
砥石
鉄製品
石製品
帯金具
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土坑8
地下式坑1
溝13
主な遺物
特記事項
種別
時代
近世(細分不明)
主な遺構
野馬堀1
主な遺物
特記事項
遺跡名 白井谷奥遺跡
遺跡名かな しろいたにおくいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県印西市戸神字北ノ内1054ほか
所在地ふりがな ちばけんいんざいしとかみあざきたのうち1054ほか
市町村コード 12231
遺跡番号 507
北緯(日本測地系)度分秒 354737
東経(日本測地系)度分秒 1400712
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7968 140.1168
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19880916-19920630
調査面積(㎡)
57354
調査原因 営農調整地造成に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項
要約 [鳴神山遺跡 要約]
鳴神山遺跡・白井谷奥遺跡は印旛沼に注ぐ神崎川の支流、戸神川右岸の標高25mの台地上に立地する。両者は隣接しており、同一の遺跡である。旧石器時代では石器集中地点はないが、ナイフ形石器・尖頭器が出土した。層位は不明である。縄文時代の遺構は陥穴が11基検出された。土器は早期から晩期まで各時期のものがあるが、早期前葉の撚糸文系土器群と中期前半の阿玉台式土器がやや多く出土した。土製品は阿玉台式の土器片錘、石器は有舌尖頭器・石鏃が少量出土した。弥生時代後期から古墳時代前期では、竪穴住居が21軒検出され、弥生土器・土師器・土製紡錐車・軽石・石製模造品(鏡形)が出土した。古墳時代後期の遺構は2軒の竪穴住居のみである。土師器のほかに土鈴が出土した。奈良・平安時代では拠点的な集落が検出された。下総国印播郡舩穂郷の中心集落の一つである。集落の時期は8世紀初頭から10世紀前半までで、9世紀第2四半期頃が最も繁栄する。遺構の数は竪穴住居202軒・掘立柱建物43棟・道路跡1条・土坑9基である。遺物は土師器・須恵器の他、灰釉陶器、緑釉陶器、奈良三彩、二彩などの優品がある。また、鉄製品も多くみられる。土器のなかには、墨書・線刻・ヘラ書きをもつものが1,000点近くあり、そのなかに「弘仁九年九月廿」(818年)の紀年銘や人名記載の墨書土器がある。中世は土坑・地下式坑・溝状遺構がある。近世は野馬堀が検出された。
[白井谷奥遺跡 要約]
鳴神山遺跡・白井谷奥遺跡は印旛沼に注ぐ神崎川の支流、戸神川右岸の標高25mの台地上に立地する。両者は隣接しており、同一の遺跡である。旧石器時代では石器集中地点はないが、ナイフ形石器・尖頭器が出土した。層位は不明である。縄文時代の遺構は陥穴が11基検出された。土器は早期から晩期まで各時期のものがあるが、早期前葉の撚糸文系土器群と中期前半の阿玉台式土器がやや多く出土した。土製品は阿玉台式の土器片錘、石器は有舌尖頭器・石鏃が少量出土した。弥生時代後期から古墳時代前期では、竪穴住居が21軒検出され、弥生土器・土師器・土製紡錐車・軽石・石製模造品(鏡形)が出土した。古墳時代後期の遺構は2軒の竪穴住居のみである。土師器のほかに土鈴が出土した。奈良・平安時代では拠点的な集落が検出された。下総国印播郡舩穂郷の中心集落の一つである。集落の時期は8世紀初頭から10世紀前半までで、9世紀第2四半期頃が最も繁栄する。遺構の数は竪穴住居202軒・掘立柱建物43棟・道路跡1条・土坑9基である。遺物は土師器・須恵器の他、灰釉陶器、緑釉陶器、奈良三彩、二彩などの優品がある。また、鉄製品も多くみられる。土器のなかには、墨書・線刻・ヘラ書きをもつものが1,000点近くあり、そのなかに「弘仁九年九月廿」(818年)の紀年銘や人名記載の墨書土器がある。中世は土坑・地下式坑・溝状遺構がある。近世は野馬堀が検出された。

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