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千葉東南部ニュータウン

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31562
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31562
引用表記 千葉県文化財センター 2002 『千葉県文化財センター調査報告421:千葉東南部ニュータウン』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 2002 『千葉東南部ニュータウン』千葉県文化財センター調査報告421
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ファイル
書名 千葉東南部ニュータウン
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな ちばとうなんぶにゅーたうん
副書名 千葉市有吉城跡 ; 1(縄文時代以降)
巻次 25
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 421
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
都市基盤整備公団千葉地域支社
発行年月日 20020325
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 有吉城跡
遺跡名かな ありよしじょうあと
本内順位
遺跡所在地 千葉県千葉市緑区有吉町
所在地ふりがな ちばけんちばしみどりくありよしちょう
市町村コード 12105
遺跡番号 31
北緯(日本測地系)度分秒 353331
東経(日本測地系)度分秒 1401000
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.5619 140.1634
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19840601-19970718
調査面積(㎡)
51980
調査原因 土地区画整理事業に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡3
陥穴6
炉穴49
小竪穴1
土坑1
主な遺物
縄文土器(条痕文+花積下層+諸磯b+浮島+阿玉台+加曽利E)
石鏃
打製石斧
磨石
磨製石斧
耳飾
特記事項 軍記物に書かれた中世城郭は存在しない。
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
円墳5
主な遺物
土師器(鬼高)
土玉
鉄鏃
切子玉
勾玉
耳環
須恵器
直刀
鉄剣
特記事項
種別
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居跡39
主な遺物
土師器(鬼高)
土玉
土製支脚
須恵器
砥石
鉄鏃
土製紡錘車
臼玉
石製紡錘車
特記事項
種別
時代
平安
主な遺構
竪穴住居跡31
鍛冶工房1
方墳2
製鉄関連土坑13
土坑13
主な遺物
土師器
須恵器
刀子
灰釉陶器
羽口
土玉
砥石
紡錘車
特記事項
種別
時代
近世(細分不明)
主な遺構
台地整形8
塚3
井戸2
土坑墓7
溝58
主な遺物
陶磁器
内耳土器
砥石
土錘
五輪塔
特記事項
要約 [有吉城跡 要約]
有吉城跡は村田川に開析された支谷の奥部で標高30m〜40mの台地上に立地する。今回は縄文時代以降の成果報告である。縄文時代の遺構のうち、前期前葉花積下層式の住居が1軒検出されたがこの時期の住居は極めて珍しいものである。また中期の竪穴住居・小竪穴は数が少ないが、通年定住型集落の周辺にある一時的な居住・貯蔵の痕跡として貴重である。その他では早期の炉穴が多く検出された。土器は早期後葉・前期後葉・中期がまとまっている。石器のうち石鏃は各時期にみられるが、石核・剥片類は早・前期に多く、打製石斧・磨石類は中期に多い。古墳時代は集落と墓域が見つかった。谷に面した場所が居住地で、背後の尾根が墓地(古墳群)であるのは周辺遺跡と共通する。古墳は5基で、すべて円墳である。規模が20m超のもの1基、20mに近いもの2基がある。検出された埋葬施設は砂岩切石積の横穴式石室が多いが、木棺直葬もある。埋葬施設出土の遺物は直刀・鉄鏃・弓金具・耳環・勾玉・切子玉・丸玉・須恵器杯蓋である。墳丘や周溝からは須恵器壺・甕、土師器杯・高杯が出土した。墳丘を伴わない砂岩切石積の箱形石棺1基・木棺直葬が1基あるが、古墳時代の遺物は出土しなかった。また方形区画墓が2基あるが、時期が不明である。円墳築造終了後、平安時代初頭頃までの時期内の築造であろう。集落は6世紀中頃から7世紀にかけて営まれた。奈良・平安時代も集落が見つかったが、竪穴住居はほとんどが平安時代のものである。多くの竪穴住居と土坑から製鉄関連遺物が出土しており、小鍛治遺構もみられる。千葉市南部地域における製鉄関係遺跡がまた一つ検出された。中近世は遺構・遺物が多く見つかったが、遺構の多くは17世紀以降で、遺物は18〜19世紀のものが多い。確実な中世遺構はない。「有吉城」の中心部は調査対象外にあると思われるが、今回の調査結果から、軍記物にあるような長期間重要な城郭としての「有吉城」は存在しない。

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