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市原市村上遺跡・村上山王前遺跡・廿五里十三割遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31457
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31457
引用表記 千葉県文化財センター 1997 『千葉県文化財センター調査報告309:市原市村上遺跡・村上山王前遺跡・廿五里十三割遺跡』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 1997 『市原市村上遺跡・村上山王前遺跡・廿五里十三割遺跡』千葉県文化財センター調査報告309
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ファイル
書名 市原市村上遺跡・村上山王前遺跡・廿五里十三割遺跡
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな いちはらしむらかみいせき・むらかみさんのうやまいせき・つうへいじゅうさんわりいせき
副書名 村上遺跡群埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 309
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
日本道路公団
発行年月日 19970331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 廿五里十三割遺跡
遺跡名かな つうへいじじゅうさんわりいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県市原市村上字蔵ノ下
所在地ふりがな ちばけんいちはらしむらかみあざくらのした
市町村コード 12219
遺跡番号 51
北緯(日本測地系)度分秒 352923
東経(日本測地系)度分秒 1400510
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.493 140.0829
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19900901-19901012
調査面積(㎡)
15200
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
陶磁器
特記事項 種別 : 包蔵地
遺跡名 村上山王前遺跡
遺跡名かな むらかみさんのうまえいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県市原市廿五里字八幡台
所在地ふりがな ちばけんいちはらしつうへいじあざはちまんだい
市町村コード 12219
遺跡番号 52
北緯(日本測地系)度分秒 352936
東経(日本測地系)度分秒 1400523
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.4966 140.0865
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19901015-19901116
調査面積(㎡)
6500
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
陶磁器
特記事項 種別 : 包蔵地
遺跡名 村上遺跡
遺跡名かな むらかみいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県市原市村上字蔵ノ下
所在地ふりがな ちばけんいちはらしむらかみあざくらのした
市町村コード 12219
遺跡番号 48
北緯(日本測地系)度分秒 352958
東経(日本測地系)度分秒 1400546
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.5027 140.0929
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19911402-19910328
19910401-19920327
19920401-19920531
19921201-19930129
19930601-19940228
19940401-19940531
調査面積(㎡)
91200
11600
2300
2000
6290
410
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
包含層
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 後期包含層。自然流路から弓。奈良・平安時代の密集する建物跡。村上城の堀跡。
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
自然流路
土坑
主な遺物
弥生土器
木製品
特記事項 種別 : 包蔵地
種別
時代
古墳
主な遺構
住居跡
土坑
主な遺物
土師器
特記事項
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物跡
土坑
方形周溝状遺構
主な遺物
土師器
須恵器
緑釉陶器
鉄製品
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物跡
主な遺物
陶磁器
特記事項
要約 [廿五里十三割遺跡 要約]
廿五里十三割遺跡は養老川の右岸氾濫原の標高約5mの低湿地に立地する。対象面積の10%の面積で確認調査を行ったが、遺構は検出されず、遺物も土師器・中世陶器の細片がわずかに出土したのみであったため、本調査に移行せず、調査を終了した。
[村上山王前遺跡 要約]
村上山王前遺跡は養老川の右岸氾濫原の標高約7mの低湿地に立地する。対象面積の10%の面積で確認調査を行ったが、遺構は検出されず、遺物も土師器・中世陶器の細片がわずかに出土したのみであったため、本調査に移行せず、調査を終了した。
[村上遺跡 要約]
村上遺跡は養老川右岸の標高7m前後の低位段丘上に立地する。縄文時代は遺構がみられないが、後期加曽利B2式から曽谷式期にかけての遺物包含層が検出された。弥生時代は後期の土坑1基・溝2条が検出された。溝は自然流路である。1条は溝底に打ち込まれた杭列を伴っており、堰の可能性がある。水田は検出されなかったが、周囲に存在する可能性が高い。流路から丸木弓が出土した。古墳時代は竪穴住居9軒・土坑9基・溝2条が検出された。時期はいずれも前期である。奈良・平安時代は掘立柱建物65棟・土坑21基・方形周溝状遺構1基・溝2条が検出された。土坑の時期は8世紀後葉〜9世紀前半である。溝の時期は1条が8世紀前半〜9世紀後葉、もう1条が9世紀後半である。掘立柱建物群の性格をみると、養老川の旧河道に近いものは国府の津の一つであり、遠いものは経済活動の拠点施設とみられる。その経営者は上総国府関係の有力者であろう。津の掘立柱建物群のうち4間×3間で周囲に廂の布堀状の掘方をもつ建物は、津の中心建物であり、出土遺物に畿内産土師器模倣の有台盤もある。中・近世の遺構は溝6条である。そのうち2条は15世紀以降、3条は近世のものである。他の1条は現道路下にあり、道路遺構である。そのほかに溝がおよそ140条あるが、時期は不明である。中世の溝は村上城に関係する可能性があるが、出土遺物の年代がやや異なるため、直接関係があるか断定しがたい。近世は溝のあり方から、屋敷地とその背後の水田・畑といった景観が想定される。

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