岩口遺跡4区

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143031
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.143031
引用表記 坂戸市教育委員会 2025 『坂戸市埋蔵文化財発掘調査報告書50:岩口遺跡4区』坂戸市教育委員会
坂戸市教育委員会 2025 『岩口遺跡4区』坂戸市埋蔵文化財発掘調査報告書50
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書名 岩口遺跡4区
発行(管理)機関 坂戸市 - 埼玉県
書名かな いわぐちいせきよんく
副書名
巻次
シリーズ名 坂戸市埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 50
編著者名
編集機関
坂戸市教育委員会
発行機関
坂戸市教育委員会
発行年月日 20250326
作成機関ID 11239
郵便番号 3500292
電話番号 0492831331
住所 埼玉県坂戸市千代田一丁目1番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 岩口遺跡
遺跡名かな いわぐちいせき
本内順位
遺跡所在地 坂戸市大字多和目字岩口後630番地1
所在地ふりがな さかどしおおあざたわめあざいわぐちうしろ630ばんち1
市町村コード 11239
遺跡番号 27-104
北緯(日本測地系)度分秒 355518
東経(日本測地系)度分秒 1392003
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.9249 139.331
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20000723-20000829
調査面積(㎡)
97
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡
竪穴状遺構
主な遺物
縄文土器(深鉢、台付鉢、鉢、浅鉢、壺、注口土器)
土製品(ミニチュア土器、耳飾、土製円盤)
石器(石鏃、石匙、掻器、石錐、磨製石斧、礫器、砥石、敲石、窪石、石皿、石核、石錘、垂飾、独鈷石、石棒、石剣、石刀)
骨角器
特記事項 遺構内を中心にシカ骨(角が主体)や、イノシシ骨(頭蓋骨でほぼ下顎骨のみ)等の焼骨が大量に出土した。
要約  岩口遺跡4区では、縄文時代晩期中葉の住居跡1軒と晩期中葉の安行3b式から中葉の安行3d式にかけての住居跡で、数回の建て替えが行われていた。また、1号竪穴状遺構は出土土器から晩期前葉の安行3b式期の遺構で、住居跡と想定される。
 遺構内やグリッドからは後期中葉の加曽利B1期から晩期中葉の安行3d式までの土器群が出土していることから、遺跡は加曽利B1式期から安行3b式期まで断続的に継続していたものと判断され、その主体的時期は安行3b式から安行3d式であったと推測される。
 また、1号住居跡では廃棄後のまだ埋まり切らない段階において、精神性の強い行為や祭祀行為が行われていたことが明らかになった。特に住居跡内土坑ではシカのみの骨と石剣・千網型耳飾などが出土しており、大洞C2式土器が伴っていたことから、時期が判定できる貴重な事例と言える。また、イノシシ骨のみが集積された場所や、集石遺構なども検出されており、これからは精神性の強い行為が推測される。
 本調査は、当該期の遺跡が少ない荒川右岸の武蔵野台地から丘陵部における貴重な調査事例となった。

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