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北島遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72533
引用表記 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2019 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書453:北島遺跡』公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2019 『北島遺跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書453
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ファイル
書名 北島遺跡
発行(管理)機関 (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県
書名かな きたじまいせき
副書名 ラグビーワールドカップ2019TM会場整備事業関係埋蔵文化財発掘調査報告
巻次 15
シリーズ名 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書
シリーズ番号 453
編著者名
編集機関
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行機関
公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
発行年月日 20190322
作成機関ID
郵便番号 3690108
電話番号 0493393955
住所 埼玉県熊谷市船木台4-4-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北島遺跡 第26~28次
遺跡名かな きたじまいせき
本内順位
遺跡所在地 埼玉県熊谷市上川上777他
所在地ふりがな さいたまけんくまがやしかみかわかみ
市町村コード 11202
遺跡番号 058
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361002
東経(世界測地系)度分秒 1392406
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.167222 139.401666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170201-20170630
20170601-20170630
調査面積(㎡)
2890
100
調査原因 ラグビー場建設記録保存
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
奈良
平安
主な遺構
住居跡
掘建柱建物跡
溝跡
土壙
井戸跡
畠跡
河川跡
墓跡
道路跡
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
灰釉陶器
鉄製品
陶器
磁器
特記事項  墓跡のうちの1基は木棺墓の周囲に溝を巡らせ区画していた(円形区画墓)。木棺の脇には灰釉長頸瓶等多量の副葬品が収められていた。
 道路跡は6m幅で両側側溝を伴う。路面には波板状圧痕が残されていた。第19 地点で検出された道路跡の延長線上に位置する。
要約  北島遺跡は、利根川と荒川に挟まれた熊谷扇状地の扇端部に形成された自然堤防上に立地する。調査では、古墳時代前期から平安時代の集落跡が検出された。主体は古墳時代後期から平安時代である。高い微高地上は居住域に選択され、住居跡が激しく重複して造られていた。その周囲は畠や溝跡が掘られ、僅かな高低差を巧みに利用した当時の土地利用状況が明らかになった。
 平安時代の墓跡が4基発見された。円形の区画溝を周囲に巡らせた木棺墓(円形区画墓)と蔵骨器に収められた火葬墓、土壙墓の3 種類の埋葬施設が認められた。円形区画墓は豊富な副葬品が伴出した。蔵骨器は土師器甕(武蔵型甕)を逆位に埋置し、中に火葬骨を収めたものである。土壙墓は蓆の上に遺体を据えたもので、棺や副葬品は伴わなかった。円形区画墓は現在のところ類例が見当たらず、注目される埋葬形態である。当時の社会の階層性を反映した墓制と思われる。

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