北ノ内遺跡・助五郎内遺跡・星ノ宮遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27530
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.27530
引用表記 公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センタ−  2014 『栃木県埋蔵文化財調査報告369:北ノ内遺跡・助五郎内遺跡・星ノ宮遺跡』公益財団法人とちぎ未来づくり財団他
公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センタ−  2014 『北ノ内遺跡・助五郎内遺跡・星ノ宮遺跡』栃木県埋蔵文化財調査報告369
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書名 北ノ内遺跡・助五郎内遺跡・星ノ宮遺跡
発行(管理)機関 (公財)とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター - 栃木県
書名かな きたのうちいせき・すけごろううちいせき・ほしのみやいせき
副書名 農地整備事業(経営体育成型)小貝川沿岸2期地区における埋蔵文化財発掘調査
巻次 第1分冊
シリーズ名 栃木県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 369
編著者名
編集機関
公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センタ− 
発行機関
公益財団法人とちぎ未来づくり財団
栃木県教育委員会
発行年月日 20140326
作成機関ID 09000
郵便番号 3290418
電話番号 0285448441
住所 栃木県下野市紫474番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北ノ内遺跡
遺跡名かな きたのうちいせき
本内順位 1
遺跡所在地 栃木県芳賀郡市貝町文谷地内
所在地ふりがな とちぎけんはがぐんいちかいまちふみやちない
市町村コード 09344
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 363321.41
東経(世界測地系)度分秒 1400604.19
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.555947 140.101163
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090501-20100330
20100430-20110330
調査面積(㎡)
6100
3750
調査原因 農地整備事業(経営体育成型)
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
古墳
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物跡 4棟
竪穴建物跡 69軒
井戸 1基
土坑 361基
主な遺物
縄文式土器
灰秞陶器
土師器
須恵器
緑釉陶器
鉄製品
石製品
特記事項 墨書土器「槻本」「井上」 等が出土している。
種別
集落
官衙
時代
古墳
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物跡 4棟
竪穴建物跡 69軒
井戸 1基
土坑 361基
主な遺物
土師器
鉄製品
須恵器
灰秞陶器
緑釉陶器
石製品
特記事項 四面廂建物を中心に掘立柱 建物群を形成、豪族居宅と 考えられる。竃屋から「目」 墨書土器が出土している。 また須恵器にタヌキのもの と思われる獣足跡が確認さ れた。
要約  北ノ内遺跡1次調査 北ノ内遺跡は小貝川左岸の丘陵上に位置する縄文時代、古墳〜平安時代の集落遺跡である。縄文時代 中期の竪穴建物跡が 1 軒と袋状土坑が確認され、阿玉台式土器が出土している。古墳〜平安時代は竪穴 建物跡が多数確認された。古墳時代後期は安定的に経営されるがその後停滞し、平安時代の 9 世紀後葉 に急激に拡大する。その後縮小して 10 世紀後半で終焉を迎える。墨書土器は「槻本」「井上」等が出 土している。
  北ノ内遺跡の 2 次調査区は小貝川左岸の丘陵上に位置し、1 次調査区とは小さな谷を挟み約 150m 北に位置する。古墳〜平安時代の掘立柱建物跡・竪穴建物跡が確認され、中心は平安時代 9 世紀中葉 〜 10 世紀前半にある。9 世紀後半に四面廂建物を中心とする掘立柱建物群が形成され、倉庫、竃屋を備えた豪族居宅と考えられる。また竃屋からは「目」墨書土器が出土している。8 世紀の須恵器坏蓋内 面にタヌキのものと思われる獣足跡が確認された。
 星ノ宮遺跡出土の板材と北ノ内遺跡出土の貝類について分析した。板材は樹種同定の結果モミ属、放射性炭素年代測定の結果は13 世紀末〜14 世紀初頭である。貝類はカワシンジュガイと同定された。
 北ノ内遺跡・北ノ内遺跡(2 次調査)・助五郎内遺跡・星ノ宮遺跡について総括した。第1 節で遺物の変遷、第2 節で遺構の変遷を示した。第3 節「北ノ内遺跡の建物群」では、北ノ内遺跡の2 次調査で確認された掘立柱建物群と四面廂建物について検討し、遺跡の性格を豪族居宅と位置付けた。第4 節「小貝川上流域における集落の動向と平安時代の開発」では、小貝川上流域における古墳〜平安時代の集落遺跡を検討した。奈良時代に小貝川と支流の合流部で開発が行われ、平安時代に入ると小貝川沿岸
の狭小な谷部にも開発の手が進められた。北ノ内遺跡はそれを主導した有力者の居宅であり、開発経営拠点と位置付けた。また「目」墨書土器が示す国司との関係は、国司が勧農政策の一環として地域の開発経営拠点を訪れたものと考えた。第5 節「北ノ内遺跡出土の須恵器にみられる獣足跡」では須恵器についた獣足跡について検討し、タヌキのものである可能性が高いと判断した。

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