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国営隈戸川農業水利事業遺跡調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23374
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23374
引用表記 福島県文化振興事業団遺跡調査部遺跡調査課 2010 『福島県文化財調査報告書465:国営隈戸川農業水利事業遺跡調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化振興事業団遺跡調査部遺跡調査課 2010 『国営隈戸川農業水利事業遺跡調査報告』福島県文化財調査報告書465
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書名 国営隈戸川農業水利事業遺跡調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな こくえいくまどがわのうぎょうすいりじぎょういせきちょうさほうこく2
副書名 腹田B遺跡(2次調査)
巻次 2
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 465
編著者名
編集機関
福島県文化振興事業団遺跡調査部遺跡調査課
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興事業団
東北農政局隈戸川農業水利事業所
発行年月日 20100326
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 腹田B遺跡
遺跡名かな はらだBいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県白河市大信増見字腹田
所在地ふりがな ふくしまけんしらかわしたいしんますみあざはらだ
市町村コード 07467
遺跡番号 00108
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 371156
東経(世界測地系)度分秒 1401506
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.198888 140.251666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090513-20090827
調査面積(㎡)
1290
調査原因 耕地整理に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
時代
奈良
主な遺構
竪穴住居跡1
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 住居跡は堆積土中に多量の焼土・炭化物を含み、古代の焼失家屋であることが確認された。
種別
時代
江戸
主な遺構
土坑
主な遺物
鉄製品
古銭
特記事項 2基の鍋被り葬墓が確認された。
要約  腹田B遺跡は白河市大信地区に所在し、隈戸川流域の河岸段丘上に位置する遺跡である。
今回の2次調査区は1次調査区に南接する地区であり、1290\0について調査を実施した。
 検出された遺構は、主に古代と近世に大別される。古代の遺構は、4号住居跡が認められる。1辺3.5m程の小型の竪穴住居跡であり、堆積土には焼土塊や炭化物を多量に含むことから焼失家屋である。1次調査区にも2軒の奈良時代の竪穴住居が確認されており、共に焼失家屋である。また、この3軒の竪穴住居跡は出土遺物は非常に稀薄であることから、廃絶時に焼却遺棄された可能性が高く、ほぼ同時に存在したものと思われる。
 近世の遺構は、2基の墓を確認した。ともに鉄鍋を伴ういわゆる「鍋被り葬墓」である。この鍋被り葬墓については、従来から祓い清める力が期待された鉄鍋を被葬者の頭に被せることで、通常と異なる「異常な死」が人々に災いを及ぼすのを防ごうとしたものと推測されている。また、調査区内東側には多数の小穴群も分布しており、掘立柱建物跡などの構築物の存在も考慮できる。

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