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県道浪江鹿島線関連遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23522
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23522
引用表記 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2018 『福島県文化財調査報告書524:県道浪江鹿島線関連遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2018 『県道浪江鹿島線関連遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書524
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書名 県道浪江鹿島線関連遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな けんどうなみえかしませんかんれんいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 植松C遺跡
巻次 1
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 524
編著者名
編集機関
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
福島県土木部
発行年月日 20180326
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 植松C遺跡
遺跡名かな うえまつCいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県南相馬市原町区上北高平字植松
所在地ふりがな ふくしまけんみなみそうましはらまちくかみきたたかひらあざうえまつ
市町村コード 07212
遺跡番号 00437
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 373927
東経(世界測地系)度分秒 1405743
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.6575 140.961944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160425-20170210
調査面積(㎡)
5200
調査原因 道路の拡幅工事に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
製鉄
時代
縄文
平安
主な遺構
竪穴住居跡11
掘立柱建物跡6
土坑15
溝跡3
小穴9
特殊遺構1
土器埋設遺構1
遺物包含層1
主な遺物
縄文土器
土製品
石器
石製品
土師器
須恵器
動物骨
特記事項 縄文時代の遺物包含層と平安時代の集落跡からなる複合遺跡である。
要約 植松C遺跡は、南相馬市原町区の中心街から北2kmに位置し、新田川の北岸沿いに延びる丘陵上の平坦地から南東向きの緩斜面に立地している。
今回の調査では、縄文時代前・中期の遺物が出土する遺物包含層と、平安時代の集落跡が確認された。
遺物包含層は調査区南端に近い谷部で確認され、その面積は620平方メートルである。
黄褐色土塊や炭化物、焼土、動物骨を多量に含む人為的な堆積土が、最大95cmの厚さで堆積していた。
大木4式期から本格的な廃棄が始まり、大木6式から遺物量が増加し、大木7b式まで継続する。
関東・北陸・中部高地・仙台湾岸地域などの影響を受けた土器が目立ち、器高が65cmを超える大型品が複数出土している。
平安時代の遺構は、調査区の北端から中央付近の丘陵平坦部において確認された。
6棟の掘立柱建物跡のうち4棟は大型の柱穴を有し、遺構内外から瓦片も出土していることから、隣接する植松廃寺跡に関連した建物跡と考えられる。
竪穴住居跡は11軒検出され、住居跡間の重複はない。
出土した平安時代の土師器・須恵器の年代は、9世紀中葉を中心とした年代とみられ、今回の調査結果を見る限り、短期間に営まれた集落である。

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