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台の下遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/22631
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.22631
引用表記 気仙沼市教育委員会 2018 『気仙沼市文化財調査報告書11:台の下遺跡』気仙沼市教育委員会
気仙沼市教育委員会 2018 『台の下遺跡』気仙沼市文化財調査報告書11
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書名 台の下遺跡
発行(管理)機関 気仙沼市 - 宮城県
書名かな だいのしたいせき
副書名 防災集団移転促進事業・災害公営住宅整備事業(大沢A 地区)に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 気仙沼市文化財調査報告書
シリーズ番号 11
編著者名
編集機関
気仙沼市教育委員会
発行機関
気仙沼市教育委員会
発行年月日 20180323
作成機関ID 04205
郵便番号 988-8502
電話番号 0226-22-3442
住所 宮城県気仙沼市魚市場前1 番1 号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 台の下遺跡
遺跡名かな だいのしたいせき
本内順位
遺跡所在地 宮城県気仙沼市唐桑町字台の下
所在地ふりがな みやぎけんけせんぬましからくわちょうあざだいのした
市町村コード 04205
遺跡番号 63009
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 385747
東経(世界測地系)度分秒 1413737
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 38.963055 141.626944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20130722-20140124
調査面積(㎡)
6845
調査原因 防災集団移転・災害公営住宅整備
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
平安
中世(細分不明)
江戸
近代(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡16
掘立柱建物跡4
竪穴状遺構3
焼土遺構1
土坑80
溝跡1
遺物包含層
貝層1 平安時代:竪穴建物跡1 中世:土坑 江戸時代以降:炭窯跡
墓跡
主な遺物
縄文土器
土製品
石器
石製品
動物遺存体
土師器
須恵器
中世陶器
古銭
煙管
特記事項 主な時代:縄文 平安 中世 江戸時代以降
要約  台の下遺跡は、宮城県北東部の三陸沿岸に位置し、広田湾を望む丘陵上に立地している。今回の調査では、縄文時代、平安時代、中世、江戸時代以降の遺構・遺物が検出された。
 縄文時代は、竪穴建物跡、掘立柱建物跡、竪穴状遺構、焼土遺構、貯蔵穴や落し穴を含む土坑、溝跡、遺物包含層・貝層を検出しており、前期~晩期の縄文土器、土製品、石器、石製品、動物遺存体が出土している。中期後葉~末葉には、竪穴建物跡15 棟、掘立柱建物跡、貯蔵穴と考えられる土坑、遺物包含層・貝層1 ヶ所などで構成される集落が形成されることがわかった。竪穴建物跡は複式炉(正位・斜位土器埋設)、単式斜位土器埋設炉、石囲炉を伴うものがあり、炉の形態に多様性が認められる。貯蔵穴と考えられる土坑は群集しており、中期末葉~後期前葉に亘って構築されている。中期後葉の小規模な貝層は、
遺跡周辺の磯浜で短期間のうちに採取したと考えられる貝類が一括廃棄されたものとみられる。後期中葉には竪穴建物跡1 棟が発見されており、小規模な集落が形成されていたと考えられる。
 平安時代は、竪穴建物跡1 棟を検出しており、墨書土器を含むロクロ調整の土師器が出土している。中央で検出された炉は、鍛冶炉の可能性が考えられる。
 中世は、土坑を検出しており、中世陶器が出土している。また、近世以降は、炭窯跡、墓跡、金の採掘に関わるとみられる遺構を検出しており、墓跡から古銭や煙管が出土している。

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