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下谷地⑴遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/62826
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.62826
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『青森県埋蔵文化財調査報告書109:下谷地⑴遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 1988 『下谷地⑴遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書109
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書名 下谷地⑴遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな しもやちかっこいちいせき
副書名 東部上北広域農道整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 109
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 19880331
作成機関ID 022012
郵便番号 0300042
電話番号 0177885701
住所 青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下谷地⑴遺跡
遺跡名かな しもやち(1)いせき
本内順位
遺跡所在地 上北郡下田町字向山2059他
所在地ふりがな かみきたぐんしもだまちあざむかいやま2059ほか
市町村コード 02412
遺跡番号 412019
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 403659
東経(世界測地系)度分秒 1412520
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.616388 141.422222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19850415-19850515
19860701-19860823
調査面積(㎡)
1000
2000
調査原因 広域農道整備事業
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
溝状ピット 1
主な遺物
土器(早期、前期、後期)
石器
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴住居跡 4
土壙 3
主な遺物
土師器
須恵器
支脚
羽口
刀子
鉄製紡錘車
穂摘み具様鉄器
特記事項
種別
不明
時代
不明
主な遺構
焼土 2
主な遺物
特記事項
要約  下谷地⑴遺跡は奥入瀬川下流左岸の標高約25mの上北台地上に立地する。遺跡はA・B二つの地区に分れ、今日でもまだ埋まり切らない平安時代の竪穴住住跡群が存在する。A地区では56箇所に、また、そこから南東に約300m離れたB地区には10箇所にくぼ地が確認されている。
 調査は2ヵ年にわたって実施された。A地区では調査予定地が集落の東端をかすめたにすぎず遺構が検出されなかったものの、竪穴住居跡群に伴うものと推定される土師器及び須恵器の破片資料を得た。この他、量は少ないものの縄文時代早期中葉の貝殻文土器も出土した。
 B地区では、地表面から確認できる4軒の平安時代の竪穴住居跡を精査し、これに伴う貯蔵庫と推定される3基の土壙を検出した。この他、所属時期が不明であるが、狩猟用の落し穴と推定される溝状ピットも1基検出した。4軒の竪穴住居跡から出土した遺物は、土師器、須恵器、刀子、鉄製紡錘車、穂摘み具様鉄器である。土師器及び須恵器は9世紀後半から10世紀代に位置づけられる。遺構の様相と出土遺物からは東北地方北部の一般的な農村集落と言えよう。B地区からは縄文時代前期、後期の土器及び石器も少量出土したが、調査予定地内に集落を構えた痕跡は無い。狩猟・採集の場としてのみの使用であった可能性が高い。

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