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夷堂遺跡・塚長根遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54454
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54454
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『青森県埋蔵文化財調査報告書590:夷堂遺跡・塚長根遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『夷堂遺跡・塚長根遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書590
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書名 夷堂遺跡・塚長根遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな えびすどういせき・つかながねいせき
副書名 国道394号榎林バイパス道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 590
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20180323
作成機関ID 022012
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 夷堂遺跡
遺跡名かな えびすどういせき
本内順位
遺跡所在地 青森県上北郡七戸町字夷堂地内
所在地ふりがな あおもりけんかみきたぐんしちのへまちあざえびすどうちない
市町村コード 02402
遺跡番号 402145
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404410
東経(世界測地系)度分秒 1411229
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.736111 141.208055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160426-20161027
調査面積(㎡)
4800
調査原因 道路改築事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
溝状土坑19
土坑8
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 ・縄文時代の落とし穴を検出した。
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴建物跡41
柱穴列8
掘立柱建物跡4
柱穴113
土坑41
溝跡9
焼成遺構13
主な遺物
土師器
擦文土器
須恵器
土製品
銭貨
鉄製品
鉄滓類
羽口
特記事項 ・平安時代の集落跡を検出した。
・竪穴建物内で鍛冶炉を検出し、鉄生産に関わる遺物が出土した。
遺跡名 塚長根遺跡
遺跡名かな つかながねいせき
本内順位 2
遺跡所在地 青森県上北郡七戸町字塚長根地内
所在地ふりがな あおもりけんかみきたぐんしちのへまちあざつかながねちない
市町村コード 02402
遺跡番号 402148
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404424
東経(世界測地系)度分秒 1411222
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.74 141.206111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160816-20161027
調査面積(㎡)
3000
調査原因 道路改築事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
主な遺構
溝状土坑 16
土坑 1
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 縄文時代の落とし穴を検出した。
要約  夷堂遺跡は七戸町の東部域にあり、南に坪川を望む丘陵平坦面から斜面にかけて立地する。発掘調査の結果、縄文時代には狩猟場、平安時代には集落跡であったことが明らかとなった。また、弥生時代は土器の散布が確認された。主体は9世紀後半~11 世紀前半にかけて存続した平安時代の集落跡である。
 平安時代の集落は10 世紀後半が大きな画期である。この時期に精錬または鍛錬鍛冶炉などの鍛冶遺構や、鉄滓、羽口などの遺物が急増していることが明らかとなり、本集落の生業が鉄生産に大きく転換し、工人集落化したことが推察された。鍛冶遺構に関しては、炉と作業用とみられる土坑、銑床石置き場とみられるピット群という3点セットが基本的な作業施設であったことなどが確認でき、平安時代の鉄生産を検討する上での貴重な成果を多く得た。
塚長根遺跡からは縄文時代の溝状土坑16 基を検出した。平面形は細い柳葉形を呈するものが主体を占めているが、長軸上の両端を土坑状に掘り込んだ所謂「鉄アレイ状」をした特異な形態をした土坑も検出された。
 遺物は、縄文時代早期~後期の土器片が数点出土した。

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