奈良文化財研究所 ホーム
キーワードから探す
一覧から探す
その他
おすすめ
PDFがある書誌登録数
41230 件
( 発行機関数 755 機関 )
現在の書誌登録数
132420 件
( 前年度比 + 1735 件 )
( 発行機関数 1917 機関 )
現在の遺跡抄録件数
147544 件
( 前年度比 + 2104 件 )
現在の文化財論文件数
120563 件
( 前年度比 + 1568 件 )
現在の文化財動画件数
1298 件
( 前年度比 + 114 件 )
( 登録機関数 117 機関 )
文化財イベント件数
1250 件
( 前年度比 + 200 件 )
※過去開催分含む

内田(1)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54457
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『青森県埋蔵文化財調査報告書592:内田(1)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2018 『内田(1)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書592
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=智晴|last=浅田|first2=正|last2=齋藤|first3=渉|last3=加藤|title=内田(1)遺跡|origdate=2018-03-23|date=2018-03-23|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/54457|location=青森県青森市大字新城字天田内152-15|ncid=BB25974042|series=青森県埋蔵文化財調査報告書|volume=592}} 閉じる
ファイル
書名 内田(1)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな うちだ(1)いせき
副書名 国道279号むつ南バイパス道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 592
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20180323
作成機関ID 022012
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 内田(1)遺跡
遺跡名かな うちだ(1)いせき
本内順位
遺跡所在地 青森県むつ市大字田名部字内田
所在地ふりがな あおもりけんむつしおおあざたなぶあざうちだ
市町村コード 02208
遺跡番号 208183
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 411650.9
東経(世界測地系)度分秒 1411352.9
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 41.280805 141.231361
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160419-20161014
調査面積(㎡)
5100
調査原因 道路改築事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物跡3
掘立柱建物跡24
柱穴366
土坑135
焼土遺構7
埋設土器3
集礫2
焼土集中範囲14
捨場遺構5
主な遺物
縄文土器( 前期~晩期)
鳥形土器(ベンガラ付着)
土製品(土偶・舟形・土器片利用)
石器(剥片集中)
黒曜石剥片(北上産)
石製品( ヒスイ製垂飾品)
貝製品( 貝刃)
動物遺体(二枚貝中心)
特記事項 ・遺構は土坑1基(中期)を除き、すべて後期
・掘立柱建物跡や柱穴が2ヶ所で弧状配置を示す
・7基の土坑堆積土から二枚貝を主体とした動物遺体の出土
・捨場を中心とした縄文時代後期初頭~前葉の土器・土製品の出土
・舟形土製品の出土
・土坑内で鳥形土器とベンガラ散布を検出
・土器片利用土製品の一括廃棄

遺跡名かな:うちだかっこいちいせき
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴建物跡5
掘立柱建物跡1
土坑4
焼土遺構1
焼土集中範囲2
粘土集中範囲1
炭化物集中範囲1
主な遺物
土師器
須恵器
石器
鉄製品
鉄生産関連遺物
特記事項 ・十和田a火山灰と白頭山苫小牧火山灰が堆積
・錫杖状鉄製品が竪穴建物内土坑から出土
・第9号竪穴建物跡カマドからイネ出土
・五所川原産須恵器の出土
要約  内田(1)遺跡は、田名部低地の東側に位置する、標高約20mの海成段丘西縁に位置する。調査区は段丘縁辺をほぼ南北に通り、東西方向に段丘を開析する沢地形が調査区の南北に位置する。
 平成26年の試掘調査の結果、新たに登録された遺跡で、調査前の土地利用状況は畑と林であった。
 本調査の結果、縄文時代後期を中心とした集落跡と、平安時代の集落跡を検出した。縄文時代後期の集落跡は、竪穴建物跡、掘立柱建物跡、土坑、埋設土器、捨場遺構等で構成される。本調査で最も注目されるのは、調査区内東西2 ヶ所で検出した、方形と六角形の平面配置を持つ掘立柱建物跡や柱穴群が弧状に配置される点である。西側円弧は環状配置になる可能性があるが、東側円弧は半円で収束している。第6 号竪穴建物跡の地床炉脇に立石が存在し、2層からヒスイ製垂飾品が出土している。7基の土坑堆積土から出土した動物遺体は、二枚貝を中心に魚類の骨等が出土し、生業活動の一端を示している。また、ベンガラの容器と考えられる鳥形土器が、散布するベンガラと共に出土した。その他、捨場遺構を中心に、土偶や土器片利用土製品の出土が多く見られる。
 一方、平安時代の集落跡は、竪穴建物跡、掘立柱建物跡、土坑等で構成される。第3 号竪穴建物跡内の土坑底面から出土した錫杖状鉄製品は、下北半島出の初見事例となり、貴重な事例である。また、竪穴建物跡や土坑の堆積土内で検出した降下火山灰は、白頭山苫小牧火山灰と十和田a火山灰との分析結果を得た。他に、第9号竪穴建物跡カマドの水洗選別資料からイネが得られた。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 362
ファイルダウンロード数 : 0

全国のイベント

外部出力