鉢森平(7)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/143621
DOI 二次元コード
二次元コードダウンロード
※二次元コードが有効化するまでにPDFの登録から2週間程度かかる場合があります。
DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.143621
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2025 『青森県埋蔵文化財調査報告書第647集:鉢森平(7)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2025 『鉢森平(7)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書第647集
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=大旗|last=長谷川|first2=一朗|last2=笹森|first3=光次郎|last3=秦|first4=哲|last4=髙橋|first5=智晴|last5=浅田|first6=亮太|last6=中門|first7=有希|last7=藤原|first8=信生|last8=野村|title=鉢森平(7)遺跡|origdate=2025-03-12|date=2025-03-12|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/143621|location=青森県青森市大字新城字天田内152-15|doi=10.24484/sitereports.143621|series=青森県埋蔵文化財調査報告書|volume=第647集}} 閉じる
ファイル
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
書名 鉢森平(7)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな はちもりたいかっこなないせき
副書名 国道394号榎林バイパス道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 第647集
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20250312
作成機関ID
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 鉢森平(7)遺跡
遺跡名かな はちもりたいなないせき
本内順位 1
遺跡所在地 青森県上北郡七戸町字鉢森平地内
所在地ふりがな あおもりけんかみきたぐんしちのへまちあざはちもりたいちない
市町村コード 02402
遺跡番号 402156
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404457
東経(世界測地系)度分秒 1411234
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.749166 141.209444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220510-20221028
20230509-20230831
調査面積(㎡)
4601
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
その他
時代
縄文
主な遺構
土坑
竪穴建物跡
掘立柱建物跡
柱穴
焼土遺構
土器埋設遺構
溝状土坑
溝跡
主な遺物
土器(切断壺形土器、鳥形土器)
石器
土製品(土偶、キノコ形土製品、鐸形土製品、土版)
石製品(垂飾、岩版、石刀)
木製品(飾り弓1点)
動物遺存体(貝殻塊)
特記事項
要約  鉢森平(7)遺跡は、史跡二ツ森貝塚から西へ1.7 ㎞、二ツ森川左岸に南西に舌状に延びる河岸段丘に位置する。主に縄文時代後期前葉の十腰内Ⅰ式第1段階の集落を検出した。他の時期をほぼ含まない。集落は台地の南側の平坦面から急斜面にかけて展開する。平坦面には掘立柱建物跡が半円状に配置され、円環・馬蹄形状に東側の未調査区域に広がる可能性がある。竪穴建物跡は、南側緩斜面に構築される。土坑は平坦面から緩斜面にかけて広がり、フラスコ状土坑は平場に多く分布する。大型の土坑は、円環の外側に半円状に配置される。浅い円形の土坑は、緩斜面に列状に配置される。平坦部では、楕円形の土坑が5基密集する。土器埋設遺構は、掘立柱建物跡の柱穴付近に位置する。集落域外の北東には、溝状土坑が並ぶ狩猟域が広がる。
 第119 号土坑は、大型のフラスコ状土坑で多量の遺物のほか、焼土や炭化材を多数検出した。第8号土器埋設遺構は、壺の中から、エゾヒバリガイ40 枚以上の塊が出土した。第93 号土坑から出土した飾り弓は、組紐や繊維を用いた3層構造で装飾されていた。完形を含む複数の鳥形土器、切断壺が出土した。遠隔地交易を示す遺物は、ネフライト製の垂飾や磨製石斧、蛇紋岩製の磨製石斧、アスファルトが出土した。赤や白の化粧土や漆、赤色顔料の彩色土器が出土し、集落で漆や赤色顔料、アスファルトを加工した痕跡もある。炭化植物遺体からはクリやトチノキを食用・用材として主に用いていたことが明らかになった。調査により本遺跡は、縄文時代早期から古代の遺跡で、主に後期前葉の十腰内Ⅰ式第1段階の200 年間以上にわたり集落が営まれたことがわかり、その実態が明らかになった。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 373
ファイルダウンロード数 : 188

全国のイベント

>> 確認する

外部出力

BibTeX
TSV
JSON