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寺家前遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21635
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.21635
For Citation 静岡県埋蔵文化財センター 2014 『静岡県埋蔵文化財センター調査報告44: 寺家前遺跡』静岡県埋蔵文化財センター
静岡県埋蔵文化財センター 2014 『 寺家前遺跡』静岡県埋蔵文化財センター調査報告44
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File
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Title 寺家前遺跡
Participation-organizations 静岡県埋蔵文化財センター - 静岡県
Alternative じけまえいせき
Subtitle 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 藤枝市-8/第二東名No.81地点
Volume 4 : 弥生時代後期~古墳時代前期・総括編
Series 静岡県埋蔵文化財センター調査報告
Series Number 44
Author
Editorial Organization
静岡県埋蔵文化財センター
Publisher
静岡県埋蔵文化財センター
Publish Date 20140331
Publisher ID 22000
ZIP CODE 4228002
TEL 0542624261
Aaddress 静岡県静岡市駿河区谷田23番20号
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Japanease Title 志太平野北東部の弥生~古墳時代集落について
English Title
Author
富樫 孝志
中川 律子
平野 吾郎
Pages 182 - 184
NAID
Prefecture
Age
文化財種別
遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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Abstract
Japanease Title 「登呂型住居跡」について
English Title
Author
富樫 孝志
中川 律子
平野 吾郎
Pages 190 - 194
NAID
Prefecture
Age
文化財種別
遺跡種別
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ
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For Citation
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Abstract
Site
Site Name 寺家前遺跡
Site Name Transcription じけまえせき
Order in book
Address 静岡県藤枝市中ノ合642-1外
Address Transcription しずおかけんふじえだしなかのごう642-1ほか
City Code 22214
Site Number
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 345355
East Longitude (WGS) 1381451
Dd X Y 34.898611 138.247499
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20000114-20010329
20030926-20070331
Research Space
21800
33255
Research Causes 第二東名建設事業
OverView
Site Type
集落
田畑
Main Age
弥生
古墳
奈良
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
Main Features
竪穴住居
掘立柱建物
井戸
柵列
土坑
流路
杭列大畔
土坑墓
Main Foundings
弥生土器
土師器
須恵器
灰釉陶器
山茶碗
陶磁器
陶馬
土錘
転用硯
磨製石斧
砥石
石鏃
五輪塔
銅釧
銅環
鉄鏃
鉄斧
銭貨
四穴田下駄
大足
建築材
矢板
かわらけ
Remark 種別:集落 水田 墓

条里制地割を持つ水田の検出
Abstract  当地の西側には市史跡である衣原古墳群が隣接し、烏帽子形山から派生する丘陵上には寺家山古墳群の存在が知られていた。また周辺には今川氏に関連する屋敷跡の存在が想定され、北西の丘陵には「花倉の乱」の舞台となった花倉城もある。調査以前から付近に集落跡が存在することが想定されていた。しかしこれまで葉梨地域では大規模な発掘調査をする機会がなく、実態は不明であった。今回の調査では、弥生時代後期後半に初めてこの地に人の手が入り、集落と水田を開発した痕跡が見つかった。集落域では竪穴住居や掘立柱建物を検出した。水田域では低地一面に続く畔が見つかり、当時の土器や石器、建築材などの木製品が大量に出土した。水脈は集落の東側に流れる葉梨川や背後の丘陵からの水流が豊富であったと考えられる。その後、集落は一端途絶え、古墳時代後期になると再び居住域となった。奈良~平安時代の遺構はごく僅かであったが、水田域では条里制地割を持つ水田と大畔が検出された。条里水田は葉梨中流域では初めての発見となった。やや時期をあけて、11世紀末になると再び居住域となり、溝や柵列等で区画された屋敷地が3箇所見つかった。屋敷地群は12~13世紀代に最盛期であったようで、山茶碗を始めとする土器が数多く出土した。なかでも「花押」のある墨書土器は葉梨荘領主を表す可能性のあるものとして注目される。出土する陶磁器の年代から、屋敷群は14世紀以後も規模は縮小するものの存続していたと想定される。建武4年(1437)、足利尊氏が今川範国に恩賞として「葉梨の荘」を与えて以降、14世紀半ばには当地も大きな転換期となったであろう。近世以降は、小規模な集落と墓群が存在している。

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