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栗橋宿跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/129415
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.129415
For Citation 公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2022 『埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書473:栗橋宿跡』公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 2022 『栗橋宿跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書473
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=雄功|last=水村|title=栗橋宿跡|origdate=2022-03-22|date=2022-03-22|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/129415|location=埼玉県熊谷市船木台4丁目4番地1|ncid=BC13692142|ncid=BC13692175|ncid=BC13692787|ncid=BC13692903|doi=10.24484/sitereports.129415|series=埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書|volume=473}} 閉じる
File
※モバイル対応のPDFは解像度を下げているため、画像が粗く文章が読みにくい場合があります。
Title 栗橋宿跡
Participation-organizations (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 - 埼玉県
Alternative くりはししゅくあと
Subtitle 首都圏氾濫区域堤防強化対策における埋蔵文化財発掘調査報告
Volume 6
Series 埼玉県埋蔵文化財調査事業団報告書
Series Number 473
Author
Editorial Organization
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
Publisher
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団
Publish Date 20220322
Publisher ID
ZIP CODE 3690108
TEL 0493393955
Aaddress 埼玉県熊谷市船木台4丁目4番地1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 栗橋宿跡
Site Name Transcription くりはししゅくあと
Order in book
Address 埼玉県久喜市栗橋中央2丁目3517-3
Address Transcription さいたまけんくきしくりはしちゅうおう2ちょうめ3517-3
City Code 112321
Site Number 011
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 360826
East Longitude (WGS) 1394211
Dd X Y 36.140555 139.703055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20160401-20170331
20170401-20170930
Research Space
5226
Research Causes 堤防強化
OverView
Site Type
集落
交通
Main Age
江戸
Main Features
建物跡
基礎状遺構
埋設桶
埋設甕
井戸跡
杭列
木樋
溝跡
畠跡
小鍛冶遺構
性格不明遺構
焼土遺構
土壙
ピット
Main Foundings
陶磁器
土師質土器
瓦質土器
土製品
木製品
金属製品
羽口
鉄滓
石製品
硝子製品
骨製品
繊維製品
Remark 町屋跡を調査した。
18世紀の火災処理土壙を検出した。
18世紀初頭の土壙を検出した。
18世紀前葉の火災層を検出した。
浅間A降下軽石を検出した。
Abstract  栗橋宿跡は利根川右岸に立地する日光道中7 番目の宿場街「栗橋宿」の町屋跡である。発掘調査で検出された遺構は19世紀後半以降を中心とする第一面、18 世後半~ 19 世紀前半の遺構を中心とする第二面、18 世紀前半以前を中心とする第三面に分けられる。
 調査の結果、第一面では町屋の裏空間に立ち並ぶ土蔵跡と考えられる建物跡とそれらに平行する敷地境と考えられる杭列、溝跡、木樋が検出された。第3・7・8号埋設桶は自然科学分析の結果、便槽としての機能が示唆された。第二面では建物跡が少ない一方で、井戸跡や土壙が多く、第一面とは土地利用が異なっている。第三面では浅間A 降下軽石に被覆されている畠跡が検出された。また、多量の羽口や鉄滓が出土し、小鍛冶遺構が検出されたことから鍛冶屋の存在が示唆された。調査区南側では、18 世紀前葉に比定される火災層とその直下から18 世紀初頭の土壙が検出された。また、18 世紀前葉に遡る火災処理土壙が検出され、栗橋宿跡最古級の火災痕跡が認められた。
 遺物では、僅かなヨーロッパ産、中国産陶磁器類に加え、国産陶磁器が多く検出された。土器類では、江戸で生産されたものがみられたほか、江戸のものとは異なる在地の製品が多く認められた。加えて、18 世紀の遺構からは常陸地域の製品が一定量見られ、大甕や火鉢、が確認された。土壙を中心に出土した多種多様な一括遺物は、近世宿場町の実態を示す良好な資料であり、特に18 世紀前葉以前の遺構群から出土した遺物は栗橋宿跡の空白期間を埋める貴重な資料となった。

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