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矢田大坪遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24703
引用表記 (財)愛媛県埋蔵文化財調査センタ− 2007 『埋蔵文化財発掘調査報告書142:矢田大坪遺跡』(財)愛媛県埋蔵文化財調査センタ−
(財)愛媛県埋蔵文化財調査センタ− 2007 『矢田大坪遺跡』埋蔵文化財発掘調査報告書142
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ファイル
書名 矢田大坪遺跡
発行(管理)機関 (公財)愛媛県埋蔵文化財センター - 愛媛県
書名かな やたおおつぼいせき
副書名 一般県道今治丹原線道路改築事業に伴う埋蔵文化財調査報告書 ; 5
巻次
シリーズ名 埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 142
編著者名
編集機関
(財)愛媛県埋蔵文化財調査センタ−
発行機関
(財)愛媛県埋蔵文化財調査センタ−
発行年月日 20070900
作成機関ID
郵便番号 791-8025
電話番号 089-911-0502
住所 愛媛県松山市衣山四丁目68-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 矢田大坪遺跡
遺跡名かな やたおおつぼいせき
本内順位
遺跡所在地 愛媛県今治市矢田甲310〜315
所在地ふりがな えひめけんいまばりしやたこう
市町村コード 38202
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 340253.22
東経(世界測地系)度分秒 1325740.82
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.048116 132.961338
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20061106-20070320
調査面積(㎡)
800
調査原因 一般県道今治丹原線道路改築事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
柱穴列
土坑
柱穴
主な遺物
縄文土器
石器
弥生土器
土師器
須恵器
鉄製品
土師質土器
陶器
特記事項
要約 [矢田大坪遺跡 要約]
 縄文時代から中世にかけての集落遺跡である。縄文時代は後期前半の中津式に併行する時期の土器・石器が出土している。弥生時代は中期後半の凹線文土器が少量出土しているものの、集落経営が本格化するのは後期以降である。古墳時代では前期末頃の竪穴住居も検出されたが、メインとなるのは後期(6世紀後半)である。16棟の竪穴住居などを検出した。竪穴住居は2箇所に集中し、極めて短期間の内に多重に重複する特異な状況である。遺物では土坑から出土した鉄鉗が注目される。近年、日高丘陵周辺では、高橋佐夜ノ谷II遺跡で発見された四国初の製鉄炉や、別名寺谷I遺跡ほか多数の遺跡で鍛冶工房が発見され、古代の官営鉄生産の具体相が明らかになりつつある。今回の調査成果は古代鉄生産システムの前提として古墳時代後期にこの地域で行われていた鉄器生産をうかがい知る貴重な資料である。

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