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城山遺跡第62地点

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/50455
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.50455
引用表記 埼玉県志木市教育委員会 2012 『志木市の文化財48:城山遺跡第62地点』埼玉県志木市教育委員会
埼玉県志木市教育委員会 2012 『城山遺跡第62地点』志木市の文化財48
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書名 城山遺跡第62地点
発行(管理)機関 志木市 - 埼玉県
書名かな しろやまいせきだい62ちてん
副書名 埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 志木市の文化財
シリーズ番号 48
編著者名
編集機関
埼玉県志木市教育委員会
発行機関
埼玉県志木市教育委員会
発行年月日 20120331
作成機関ID 11228
郵便番号 3530002
電話番号 0484731111
住所 埼玉県志木市中宗岡1丁目1番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 城山遺跡 (第62-1地点)(第62-2地点)
遺跡名かな しろやまいせき
本内順位
遺跡所在地 志木市柏町3丁目2663-3・10、12の一部 志木市柏町3丁目2663-1の一部、2633-5~7他
所在地ふりがな しきしかしわちょう
市町村コード 11228
遺跡番号 09-003
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354951
東経(世界測地系)度分秒 1393414
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.830833 139.570555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20091117-20091226
20100202-20100617
調査面積(㎡)
125.35
435.89
調査原因 分譲住宅建設(道路・駐車場部分)
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
石器ブロック1
主な遺物
石器
特記事項
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑3
主な遺物
土器小破片
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
住居跡17
土坑1
ピット1
主な遺物
土師器
須恵器
スラッグ
土製品
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
住居跡3
土坑2
主な遺物
土師器
須恵器
土製品
鉄製品
銅銭(富壽神寳)
特記事項 平安時代の241Hから皇朝十二銭の1つである「富壽神寳」2点が出土した。
種別
集落
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土坑52
溝跡2
主な遺物
陶磁器
土器
鉄製品
特記事項
要約  城山遺跡は、旧石器時代~近世・近代にかけての複合遺跡である。今回検出された遺構は、旧石器時代の石器ブロック1ヶ所、縄文時代の土坑3基、古墳時代中・後期の住居跡17軒・土坑1基・ピット1本、平安時代の住居跡3軒・土坑2基、中世以降の土坑52基・溝跡2本などである。
 縄文時代の遺構では、3基の土坑が検出されている。そのうち、683Dは袋状を呈するものであり、時期については、小破片であるが条痕文系土器が8点(と比較的に安定して)出土していることから、縄文時代早期と考えれる。
 古墳時代中・後期の住居跡17軒については、調査区内から密集して重複した状況で検出された。住居跡の時期は、出土土器の特徴から、5世紀中葉~7世紀中葉に位置付けられる。
 平安時代の住居跡3軒については、9世紀中葉~後葉に比定されるものである。241Hからは皇朝十二銭の1つである「富壽神寳」(初鋳818年)が2枚出土したことに注目される。特に「富壽神寳」の近くからは、鉄鎌の完形品1点と土錘1点が出土している状況から、「富壽神寳」の受容やその役割などを考える上で重要な資料となりうるであろう。
 中世以降では、調査区西半部から多く検出された溝状に細長い土坑が特徴的である。また、629Dは地下室であった。

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