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母畑地区遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23500
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23500
引用表記 福島県文化センター(遺跡調査課) 1981 『福島県文化財調査報告書96:母畑地区遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化センター(遺跡調査課) 1981 『母畑地区遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書96
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ファイル
書名 母畑地区遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ぼばたちくいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 国営総合農地開発事業 / 大久保A遺跡 沼平遺跡 沼平東遺跡 沼平塚群 細桙城跡
巻次 7
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 96
編著者名
編集機関
福島県文化センター(遺跡調査課)
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化センター
発行年月日 19810331
作成機関ID
郵便番号 960-8688
電話番号 024-521-1111
住所 福島県福島市杉妻町2-16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 陥し穴状土坑について
英語タイトル
著者
芳賀 英一
ページ範囲 83 - 88
NAID
都道府県 福島県
時代 縄文 弥生
文化財種別
史跡・遺跡種別 散布地
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ 年代特定
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 細桙城跡
遺跡名かな ほそぼこじょうあと
本内順位 5
遺跡所在地 福島県須賀川市大字小倉字新屋敷
所在地ふりがな ふくしまけんすかがわしおおあざおぐらあざあらやしき
市町村コード 07207
遺跡番号 00277
北緯(日本測地系)度分秒 371703
東経(日本測地系)度分秒 1402540
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.2872 140.4244
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19800805-19801106
調査面積(㎡)
3700
調査原因 母畑地区開発事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
時代
古代(細分不明)
主な遺構
溝跡1
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 細桙城跡の東端を防御する空堀・土塁を確認した。
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土塁
空堀
主な遺物
石臼
特記事項
種別
時代
江戸
主な遺構
主な遺物
古銭(寛永通宝)
特記事項
種別
時代
近代(細分不明)
主な遺構
主な遺物
陶磁器
特記事項
種別
時代
不明
主な遺構
土坑2
溝跡3
井戸跡1
ピット群
主な遺物
土師器
羽口
陶磁器
曲物底板
特記事項
遺跡名 沼平遺跡
遺跡名かな ぬまだいらいせき
本内順位 2
遺跡所在地 福島県須賀川市大字小倉字沼平
所在地ふりがな ふくしまけんすかがわしおおあざおぐらあざぬまだいら
市町村コード 07207
遺跡番号 00295
北緯(日本測地系)度分秒 371648
東経(日本測地系)度分秒 1402546
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.2831 140.4261
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19800901-19801031
調査面積(㎡)
600
調査原因 母畑地区開発事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡14
掘立柱建物跡2
溝跡2
主な遺物
土師器
須恵器
手捏土器
土製丸玉
鉄製刀子
鉄製鎌
砥石
石皿
磨石
漆器盤
特記事項 5号住居跡では、土製丸玉126個、手捏土器48個が、カマド周辺に集中して出土した。
種別
時代
不明
主な遺構
溝跡1
ピット2
主な遺物
特記事項
遺跡名 沼平東遺跡
遺跡名かな ぬまだいらひがしいせき
本内順位 3
遺跡所在地 福島県須賀川市大字小倉字沼平
所在地ふりがな ふくしまけんすかがわしおおあざおぐらあざぬまだいら
市町村コード 07207
遺跡番号 00297
北緯(日本測地系)度分秒 371643
東経(日本測地系)度分秒 1402600
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.2817 140.43
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19800912-19801121
19810106-19810108
調査面積(㎡)
1600
調査原因 母畑地区開発事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
土坑2
主な遺物
縄文土器
特記事項 本遺跡の近隣に位置する大久保A遺跡(須賀川市大字塩田字御堂内)で生産されたとみられる須恵器甕が、1号住居跡から出土した。生産地と消費地との関係を考える上で貴重な資料である。
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
竪穴住居跡15
掘立柱建物跡9
土坑5
遺物包含層
主な遺物
土師器
須恵器
手捏土器
土鈴
鉄製刀子
鉄製鎌
砥石
特記事項
種別
時代
不明
主な遺構
土坑3
溝跡8
主な遺物
土師器
特記事項
遺跡名 沼平塚群
遺跡名かな ぬまだいらつかぐん
本内順位 4
遺跡所在地 福島県須賀川市大字小倉字沼平
所在地ふりがな ふくしまけんすかがわしおおあざおぐらあざぬまだいら
市町村コード 07207
遺跡番号 00296
北緯(日本測地系)度分秒 371646
東経(日本測地系)度分秒 1402600
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.2825 140.43
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19800519-19800617
19800901-19800916
19801222-19810108
調査面積(㎡)
1400
調査原因 母畑地区開発事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
その他
時代
不明
主な遺構
塚26
土坑1
主な遺物
土師器
須恵器
陶器
特記事項
遺跡名 大久保A遺跡
遺跡名かな おおくぼAいせき
本内順位 1
遺跡所在地 福島県須賀川市大字塩田字御堂内
所在地ふりがな ふくしまけんすかがわしおおあざしおだあざみどううち
市町村コード 07207
遺跡番号 00249
北緯(日本測地系)度分秒 371713
東経(日本測地系)度分秒 1402549
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.29 140.4269
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19800519-19800725
19800901-19800918
19801027-19801108
調査面積(㎡)
3000
調査原因 母畑地区開発事業に伴う事前調査
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
土坑54
遺物包含層
主な遺物
縄文土器
土偶
石鏃
石匙
磨石
特記事項 須恵器窯跡から出土した須恵器には、土師器甕の器形に酷似したものがあり、須恵器工人と土師器工人との交流が想定される。
種別
時代
弥生
主な遺構
土坑3
遺物包含層
主な遺物
弥生土器
管玉
特記事項
種別
時代
奈良
主な遺構
須恵器窯跡1
主な遺物
須恵器
特記事項
種別
時代
不明
主な遺構
溝跡2
竪穴状遺構1
主な遺物
土師器
特記事項
要約 [細桙城跡 要約]
本遺跡は、東西に長い舌状丘陵上に立地する、中世城館跡である。調査区は、細桙城跡の主郭と考えられる「一の郭」より東方に位置する「二の郭」とした箇所である。城館跡に伴う遺構は、空堀と土塁を確認した。空堀は、薬研堀の形状を呈し、底面に1条の溝が掘られている特徴がある。空堀の規模は、深さ1.5〜2.5m、上端幅2.4〜4.1mである。土塁は、規定幅2.5〜3.5m、高さ約60cmで、空堀を掘削した土を積み上げて構築されている。城館跡に伴う遺物は、空堀から出土した石臼1点のみである。この他、土坑・溝跡・井戸跡・ピット群を確認したが、大半が所属時期は確定できなかった。  
[沼平遺跡 要約]
本遺跡は、丘陵裾部の南向き緩斜面に立地する、奈良・平安時代の遺跡である。確認した該期の遺構は、竪穴住居跡14軒、掘立柱建物跡2棟、溝跡2条である。竪穴住居跡の構造では、上に土器を被せて暗渠とした溝、住居跡外に延びる溝、住居跡の周囲に巡らせた溝など、各種の排水用の施設が特筆される。また、3軒の竪穴住居跡からは、祭祀関連遺物とみられる土製丸玉・手捏土器が出土し、注目される。 
[沼平東遺跡 要約]
本遺跡は、丘陵尾根部及び丘陵裾部の南向き緩斜面に立地する、奈良・平安時代を中心とした遺跡である。確認した該期の遺構は、竪穴住居跡15軒、掘立柱建物跡9棟、土坑5基である。竪穴住居跡と掘立柱建物跡は、計画的に「コ」字状に配置されており、特筆される。また、竪穴住居跡と掘立柱建物跡とに囲まれた集落の中央では遺構が何も検出されず、「広場」としての機能が想定される。この他、縄文時代の落し穴状土坑2基、時期不明の土坑3基・溝跡8条を確認した。  
[沼平塚群 要約]
本遺跡は、阿武隈高地西部の丘陵尾根上に立地する。塚は、東西約1kmにわたって、ほぼ一列に分布し、計42基確認されている。このうち、今回調査の対象となったのは、26基である。塚は、周辺の土を積み上げて構築されている。平面形は円形ないし楕円形、断面形は半球状を呈する。規模は、直径6m前後、高さ0.4〜1.0mである。塚の時期や性格については、塚に伴う遺物や付属施設がないこと、塚に関する文献史料や伝承なども残されていないこと等から、詳細は不明である。ただ、本塚群が分布する箇所は、旧小倉村と旧下小山田村の村境に合致し、現在の字界にもほぼ一致するため、境界としての塚などの、何らかの意味をもって意識的に配置されたことが想定される。 
[大久保A遺跡 要約]
本遺跡は、阿武隈高地西端部の丘陵上に立地する、縄文時代、弥生時代、奈良時代の複合遺跡である。縄文時代は、丘陵東側斜面に分布する54基の落し穴状土坑を確認した。弥生時代は3基の墓壙を確認した。このうち、1号土坑からは管玉11点、3号土坑からは弥生土器1個体と破砕礫が出土した。これらの出土遺物は、埋葬時の副葬品と考えられる。奈良時代は、丘陵南側斜面において、半地下式の須恵器窯跡1基を確認した。燃焼部及び焼成部の底面からは、多量の須恵器片が出土した。なお、窯跡出土須恵器の約9割が甕という特徴が指摘される。 

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