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Report Type List > annual > 鞠智城と古代社会

鞠智城と古代社会

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122374
DOI 2D code
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122374
For Citation 歴史公園鞠智城・温故創生館 2018 『鞠智城跡「特別研究」論文集6:鞠智城と古代社会』熊本県教育委員会
歴史公園鞠智城・温故創生館 2018 『鞠智城と古代社会』鞠智城跡「特別研究」論文集6
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File
Title 鞠智城と古代社会
Participation-organizations 歴史公園鞠智城・温故創生館 - 熊本県
Store Page http://www.kumamoto-bunho.jp/index.html
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative きくちじょうとこだいしゃかい
Subtitle 平成29年度鞠智城跡「特別研究」論文集
Volume 6
Series 鞠智城跡「特別研究」論文集
Series Number 6
Author
Editorial Organization
歴史公園鞠智城・温故創生館
Publisher
熊本県教育委員会
Publish Date 20180318
Publisher ID 43000
ZIP CODE 8628609
TEL 0963831111
Aaddress 熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
Report Type Codes
annual
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されていない(発掘調査報告書総目録の掲載対象外)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Japanease Title 石垣構築技術からみた鞠智城跡石垣の位置づけ
English Title
Author
小澤 佳憲
Pages 1 - 21
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学
テーマ 技法・技術
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Abstract 本稿では、鞠智城内で知られる二つの石垣について、それらが古代の所産であるのかどうかを検討した。
まず鞠智城跡以外の朝鮮式山城の石垣について、その技術的な側面からの検討を行い「単位積層積」・「もたせ掛けブロック積」という二つの特徴的な技法を抽出した。これをもとに鞠智城跡における二つの石垣について表面観察より構築技法の比較検討を行った。
結果、馬こかしの石垣は両技法を採用しており典型的な朝鮮式山城の石垣と認定できる一方、三枝の石垣は両技法が採用されず、古代の所産とは考えにくいと結論した。
Japanease Title 高精度物理探査手法による鞠智城広域遺構配置の把握
English Title
Author
金田 明大
山口 欧志
中村 亜希子
石松 智子
Pages 23 - 32
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ 技法・技術 調査技術
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Abstract 本研究は論者らが研究テーマのひとつとして進めている物理探査手法による広域遺構配置の把握を主眼として、鞠智城における手法の有効性を検証したものである。
本研究では既発掘調査地点との比較として宮野礎石周辺地区、未発掘地点として米原地区、発掘調査隣接地点として深迫門地区を選定し、それぞれにおいて探査を実施した。
結果、官衙、寺院、山城、集落といった遺跡において極めて短期間で広域の地中レーダー探査が可能となることを示すことができた。発掘調査は遺跡の現状を大きく変化させる行為であり、その実施には最善を期する必要があるが、事前調査としての地中レーダー探査の活用を通じてより適切で効果的な発掘調査や、史跡などにおける保護と地中の情報取得を両立させつつ研究を進めることが可能となると考える。
Japanease Title 鞠智城と古代西海道の官衙・交通路
English Title
Author
堀内 和宏
Pages 33 - 53
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学
テーマ 制度・政治 流通・経済史 軍事
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Abstract 古代律令国家にとっての肥後と鞠智城の意義を明らかとするとすることが本稿の目的である。有明海の海上交通を介して肥後と一体の歴史的世界を形成した肥前との歴史的関係を、特殊遺物の出土地一覧の作成と遺跡位置の表示を中心として、多面的に分析した。
古代の外国船の来着地、遣唐使船の帰着地は風向きと海流により多様であり、西九州地域がその寄港地たる事実は揺るがない。肥前・肥後の結びつきは、弥生時代以来の有明海の交通路を前提としている。肥前・肥後の地域間関係は『日本書紀』や『肥前国風土記』での景行天皇の巡行伝承にも象徴されている。鞠智城の位置はこれまで論じられてきたように筑前・肥前・筑後の防衛ラインのバックアップと共に、有明海に在地豪族の導きで外国軍が侵入することを防ぐ意味を兼ね備えていたものと考えた。
Japanease Title 古代山城の立地環境─百済・新羅との比較を通して─
English Title
Author
山田 隆文
Pages 55 - 74
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別
テーマ 編年 文化系統 制度・政治 流通・経済史 軍事
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Abstract 本研究では、古代山城と近接する官衙に着目し、朝鮮半島の古代国家である百済の地方統治機関であった「五方城」および、統一新羅の地方都市である「九州五小京」の治所の立地環境と比較研究をおこなうことで、その特徴や相互の影響の有無などを検討した。特に、山城の自然地理学的な立地状況だけでなく、官衙施設や墳墓との位置関係、そして同地域における百済から新羅への遺跡の立地の変化などについて歴史地理学的方法を応用し、さらに考古学的な調査研究成果も加えることで、より詳細な検討をおこなった。
日本の古代山城は、六六四年から六六七年までの段階と、文献史料に記載のない山城が北部九州と瀬戸内に多数築造された段階で、その立地環境は大きく異なる。百済の方城は、軍事的側面、地域経営的側面を考慮すると、その立地は統治する中心地を見渡せる丘陵や低山地に築造された。日本の文献記載のある古代山城は、方城の立地ではなく、百済の王都であった泗沘城の防衛のために周辺に単体で配置された城の立地と類似するものがほとんどである。官衙施設と山城がセットとして捉えられる状況は、新羅の九州と五小京の治所と類似するものと考えられる。官衙と山城の位置関係は、山城が治所のすぐ後背山地に築造される場合と、同一河川沿いや交通路沿いで少し離れた場所に築造される場合がある。
Japanease Title 律令国家の誕生と鞠智城
English Title
Author
近江 俊秀
Pages 75 - 95
NAID
Prefecture Kumamoto Prefecture
Age 飛鳥白鳳 奈良 平安
文化財種別 史跡
史跡・遺跡種別 城館
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文献史学
テーマ 技法・技術 編年 文化系統 制度・政治 流通・経済史
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Abstract 古代山城に対して漠然と疑問として抱いている問題を次のとおり整理し、それらについて私見を述べた。
①古代山城築城の契機
②古代山城は交通の要衝に位置しているのか
③古代山城の築城目的は何か
今後、鞠智城の検討にあたって注意すべき点として以下の点が挙げられる。
①平野部の施設との関係
②肥後国府の成立
③物資の輸送
Site
Site Name 鞠智城跡
Site Name Transcription きくちじょうあと
Order in book
Address 熊本県山鹿市菊鹿町米原ほか
Address Transcription くまもとけんやまがしきくかまちよなばる
City Code 43208
Site Number 100
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 330010
East Longitude (WGS) 1304700
Dd X Y 33.002777 130.783333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
Research Space
Research Causes
OverView
Site Type
城館
Main Age
古代(細分不明)
Main Features
掘立柱建物跡
礎石建物跡
貯水池跡
土塁跡
城門跡
Main Foundings
土師器
須恵器
墨書土器
木製品
木簡
仏像
Remark 古代山城
「秦人忍□五斗」木簡
銅造菩薩立像
Abstract

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