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京都府遺跡調査報告集

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27618
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.27618
For Citation 公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ− 2013 『京都府遺跡調査報告集』公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ− 2013 『京都府遺跡調査報告集』
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File
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Title 京都府遺跡調査報告集
Participation-organizations (公財)京都府埋蔵文化財調査研究センター - 京都府
Alternative きょうとふいせきちょうさほうこくしゅう
Subtitle
Volume 154
Series
Series Number
Author
Editorial Organization
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
Publisher
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
Publish Date 20130331
Publisher ID
ZIP CODE 617-0002
TEL 075-933-3877
Aaddress 京都府向日市寺戸町南垣内40番の3
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 美濃山廃寺第6次・美濃山廃寺下層遺跡第9次
Site Name Transcription みのやまはいじ
Order in book
Address 京都府八幡市美濃山古寺22番地ほか
Address Transcription
City Code 26210
Site Number 44
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 345044
East Longitude (WGS) 1354315
Dd X Y 34.845555 135.720833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20110421-20120203
Research Space
8680
Research Causes 道路建設
OverView
Site Type
社寺
Main Age
奈良
Main Features
土坑
掘立柱建物
掘立柱塀
鍛冶炉
銅溶解炉
炭窯
瓦窯
Main Foundings
土師器
須恵器
土製品
鉄製品
銅製品
鉱滓
Remark 美濃山廃寺の造営、整備に係る瓦窯や鉄器・青 銅器生産関連遺構などを検出。小塔供養にともなう覆鉢形土製品やひさご形土製品が出土

遺跡名かな:みのやまはいじだい6じ・みのやまはいじかそういせき
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴建物
Main Foundings
弥生土器
Remark
Site Name 美濃山廃寺第7次・美濃山廃寺下層遺跡第10次
Site Name Transcription みのやまはいじ
Order in book
Address 八幡市美濃山古寺4-1・26ほか
Address Transcription やわたしみのやまふるでら
City Code 26210
Site Number 44
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 345044
East Longitude (WGS) 1354315
Dd X Y 34.845555 135.720833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20111003-20120302
Research Space
3800
Research Causes 造成工事
OverView
Site Type
社寺
Main Age
奈良
Main Features
土坑
礎石掘立柱併用建物
掘立柱建物
掘立柱塀
Main Foundings
土師器
須恵器
土製品
鉄製品
銅製品
鉱滓
Remark 美濃山廃寺の中心的施設と考えられる礎石・掘立柱建物を検出。

遺跡名かな:みのやまはいじだいななじ・みのやまはいじかそういせき
Site Type
集落
Main Age
弥生
Main Features
竪穴建物
Main Foundings
弥生土器
Remark
Abstract [美濃山廃寺第6次・美濃山廃寺下層遺跡第9次 要約]
美濃山廃寺推定寺域の北東部から南部にかけての範囲を対象として調査をし、その結果、掘立柱建物7棟、掘立柱塀3条、溝、土坑、柱穴、鉄器生産関連遺構群、青銅器生産関連遺構である溶解炉1基、瓦窯1基などを検出した。 A地区北部では寺域の区画溝や建物などを検出し、多数の遺物が出土した。出土土器群は美濃山廃寺の年代を奈良時代であることを示している。鉄器生産関連遺構群として鍛冶炉や鉄滓が出土した土坑、炭窯などを検出した。寺院創建期に位置づけられる。B地区では、瓦窯、瓦溜り、瓦集中箇所、土坑などのほか青銅器生産関連遺構と考えられる溶解炉を検出した。瓦窯は遺存状況は良くなかったものの、出土遺物の内容等から創建時の瓦類を生産していた可能性が高い。また、B地区では建物遺構を確認することはできなかったが、瓦溜りや瓦集中箇所から美濃山廃寺の創建時の軒瓦が多量に出土しており、美濃山廃寺創建時の建物が存在したと判断される。また、美濃山廃寺を特色づける遺物である覆鉢形土製品・ひさご形土製品は、奈良時代後半期の百万塔に代表される小塔供養に先行して行われた小塔供養である可能性が高い。 美濃山廃寺下層遺跡に関する遺構として、弥生時代後期の竪穴建物を2棟検出した。調査地の広い範囲から弥生土器が出土していることや周辺の調査地で多数の竪穴建物が検出されていることから、当遺跡が、弥生時代後期の大規模な高地性集落であったことが明らかになった。
[美濃山廃寺第7次・美濃山廃寺下層遺跡第10次 要約]
 美濃山廃寺の推定寺域の北部から南西部にかけての範囲を対象として調査した結果、礎石・掘立柱併用建物1棟、掘立柱建物19 棟、掘立柱塀7条、土坑10 基以上、溝7条以上、瓦溜り2か所、柱穴500 基以上を検出した。礎石・掘立柱併用建物は、調査地の南部で検出した礎石立ち柱と掘立柱立ち柱を交互に使用する特異な形態の建物である。これよりも北側で検出した多数の掘立柱建物群は、倉庫や寺院の運営に関わる建物と考えられ、僧侶等の生活空間である可能性が高い。これらの建物群については、建物の方位や出土遺物などから4期6区分の変遷を示し、寺院の創建から整備、その後の拡充、そして衰退、廃絶に至る過程を明らかにすることができた。また、出土遺物等から、第6次調査地B地区か
ら第7次調査地南部にかけての範囲に「仏地」を、第7次調査地中央部から北部、第6次調査地北部にかけての範囲に「僧地」をそれぞれ想定した。今回の調査では、美濃山廃寺の全容を明らかにするとともに、古代寺院の景観についての調査成果を得ることができた。
 美濃山廃寺下層遺跡では、調査地の北半部を中心に竪穴建物12 棟、溝1条、土坑3基などを検出した。出土土器から弥生時代後期を通じて営まれた高地性集落であることが明らかになった。

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