富士市柏原遺跡から出土した馬歯

植月 学
本標本は小形、老齢で、この地方における古代のウマ利用について考える上で貴重な資料である。特に、銜使用の痕跡は我が国ではまだ報告例も稀である。ただ、標本自体には共伴遺物はなく、年代決定にはやや不確実さも残る。溝の年代比定には問題がないとしても、近世遺構に切られていることから、その時期の掘り込みが存在した可能性は排除できない。本標本の意義を議論するために将来的には理化学的な年代測定を実施することが望ましい。
植月学 2013「富士市柏原遺跡から出土した馬歯」 『富士市内遺跡発掘調査報告書』富士市埋蔵文化財調査報告 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/127206
NAID :
都道府県 : 静岡県
時代 奈良 平安
文化財種別 考古資料
史跡・遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 骨・歯・角製品
学問種別 考古学
テーマ 素材分析
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総覧登録日 : 2025-07-16
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