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北小松遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/99769
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.99769
For Citation 宮城県教育委員会 2021 『宮城県文化財調査報告書254:北小松遺跡』宮城県教育委員会
宮城県教育委員会 2021 『北小松遺跡』宮城県文化財調査報告書254
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wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=章太郎|last=小野|first2=力|last2=西村|title=北小松遺跡|origdate=2021-03-19|date=2021-03-19|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/99769|location=仙台市青葉区本町3-8-1|ncid=BC07056453|doi=10.24484/sitereports.99769|series=宮城県文化財調査報告書|volume=254}} 閉じる
File
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Title 北小松遺跡
Participation-organizations 宮城県教育委員会 - 宮城県
Alternative きたこまついせき
Subtitle 田尻西部地区ほ場整備事業に係る平成22年度発掘調査報告書
Volume
Series 宮城県文化財調査報告書
Series Number 254
Author
Editorial Organization
宮城県教育委員会
Publisher
宮城県教育委員会
Publish Date 20210319
Publisher ID 041017
ZIP CODE 9808423
TEL 0222113685
Aaddress 仙台市青葉区本町3-8-1
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 北小松遺跡
Site Name Transcription きたこまついせき
Order in book
Address 宮城県大崎市田尻小松字岩田東ほか
Address Transcription みやぎけんおおさきしたじりこまつあざいわたひがしほか
City Code 04215
Site Number 38005
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 383709
East Longitude (WGS) 1410035
Dd X Y 38.619166 141.009722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20100426-20110203
Research Space
6412
Research Causes 記録保存調査 試掘・確認調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
縄文
弥生
Main Features
掘立柱建物跡
竪穴状遺構
石斧集積遺構
埋葬犬骨
遺物包含層
Main Foundings
縄文土器
弥生土器
土製品
石器
石製品
骨角牙製品
漆製品
柱材
人骨
動物遺存体
植物遺存体
Remark 縄文時代晩期中葉から弥生時代前期の居住・倉庫域と犬の墓域、遺物包含層等で構成される大規模集落
Abstract  北小松遺跡は、宮城県北部にある大崎平野(大崎低地)の北縁部の谷底平野に位置する大規模な遺跡である。ほ場整備事業に係る発掘調査の結果、丘陵の縁辺部で縄文時代晩期中葉から弥生時代前期を主体とする掘立柱建物跡や竪穴状遺構、石斧集積遺構、埋葬犬骨、遺物包含層などを検出した。掘立柱建物群は2箇所、遺物包含層は5箇所で検出し、過去に調査したものも含めると、本遺跡では丘陵に沿って12地点で遺構や遺物包含層を検出している。
 今回の調査で確認した居住・倉庫域は丘陵上から裾部に形成され、おもに掘立柱建物群からなる。建て替えを含む 43 棟の掘立柱建物跡を検出した F-23 区では、丘陵の縁辺に沿って建物跡が重複して弧状に並び、丘陵上にあるその中央部は広場として利用されたものとみられる。この建物群の西から南側には遺物包含層が広がる。遺物包含層の堆積により、丘陵に接続するように微高地状の平坦な地形が形成され、この微高地の落ち際から斜面にかけて、イヌの墓域が形成される。これらの遺構は縄文時代後期後葉から弥生時代前期中葉にかけて形成され、特に晩期中葉から後葉にかけて多くの施設が営まれたものとみられる。
 遺物包含層からは、縄文時代早期中葉から弥生時代前期中葉の遺物が出土している。遺物量が特に多い、東 C・D 丘陵間遺物包含層では、土器や土製品、石器・石製品のほか、骨角牙製品や漆製品、柱材などの有機質の製品や動植物遺存体が多量に出土した。これらの主体となる時期は、晩期中葉から末葉である。一方で、弥生時代前期になると遺物は少なくなり、間もなくして本遺跡の低地部を含む周辺一帯が大規模洪水による堆積物により覆われ、これらの遺構・遺物は地下に良好に残されることとなる。

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