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阿賀川改修(長井地区)遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23480
DOI 2D code
2D Code download
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23480
For Citation 財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2013 『福島県文化財調査報告書489:阿賀川改修(長井地区)遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2013 『阿賀川改修(長井地区)遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書489
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File
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Title 阿賀川改修(長井地区)遺跡発掘調査報告
Participation-organizations 福島県教育委員会 - 福島県
Store Page https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
Alternative あががわかいしゅうながいちくいせきはっくつちょうさほうこく
Subtitle 小田高原遺跡 3次調査
Volume 3
Series 福島県文化財調査報告書
Series Number 489
Author
Editorial Organization
財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
Publisher
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
国土交通省北陸地方整備局阿賀川河川事務所
Publish Date 20131220
Publisher ID
ZIP CODE 9608688
TEL 0245211111
Aaddress 福島県福島市杉妻町2-16
Report Type Codes
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
NII Type Research Paper
Research Report 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
NCID
JP Number
Other Resource
Remark
Articles
Site
Site Name 小田高原遺跡(3次調査)
Site Name Transcription おだこはらいせき
Order in book
Address 福島県喜多方市慶徳町山科字古屋敷・西新田
Address Transcription ふくしまけんきたかたしけいとくまちやましなあざふるやしき・にししんでん
City Code 072087
Site Number 00024
North Latitude (JGD)
East Longitude (JGD)
North Latitude (WGS) 373707
East Longitude (WGS) 1394802
Dd X Y 37.618611 139.800555
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
Research Period
20120411-20120928
Research Space
4200
Research Causes 河川改修(阿賀川)に伴う事前調査
OverView
Site Type
集落
Main Age
平安
Main Features
竪穴住居1
土坑9
焼土遺構6
特殊遺構1
Main Foundings
土師器
須恵器
土製品
Remark 平安時代の竪穴住居跡からロクロピット状の小穴が検出され、土器製作に関連した工房の可能性がある。また、同住居跡のカマドから円筒形土製品が出土している。


北緯(日本測地系)13度94分802秒 東経(日本測地系)373度70分7秒
Site Type
Main Age
不明
Main Features
土坑5
Main Foundings
Remark
Abstract [小田高原遺跡(3次調査) 要約]
小田高原遺跡は、阿賀川下流域の右岸部に立地する複合遺跡である。
発掘調査は平成22〜24年度の3次に渡って実施され、特に平安時代の遺構・遺物で成果があった。
発掘調査対象区は、小田高原台地と呼ばれる中位河岸段丘面の突端部〜河川敷の一帯である。古代集落の中心は小田高原台地(調査1区:1次調査)で展開し、平安時代初期の8世紀末葉頃から集落規模が拡充していくようである。
調査1区で発見された遺構は竪穴住居跡が中心で、掘立柱建物は確認されていない。
調査1区の出土品には、土製の獣脚片・瓦塔片などの仏教関連遺物や装飾品の鉸具などもあり、比較的規模の大きい平安集落であったと推測される。
段丘崖を下がった河川敷(調査2・3区)では、9世紀後半〜10世紀前葉の土器生産関連遺構が発見されている。
9世紀後半期の土器生産関連遺構には、須恵器窯跡・土師器焼成土坑がある。須恵器窯跡(1次調査)は遺存状態が悪く構造に不明点が多いが、小形の窯で杯を中心に焼成していたものと推測される。
土師器焼成土坑は、緩斜面を浅く掘り窪めた簡易な構造の遺構である。杯類のロクロからの切り離し技法が違っていることから、異系列の工人が調査2・3区の河川敷で土器生産を行っていたようである。
9世紀末葉以降、須恵器生産は認められなくなるが、土師器類の生産は継続している。調査?・?区でも少数であるが竪穴住居跡が確認されており、ロクロピットの検出などから工房として機能していた可能性がある。
以上、小田高原遺跡では、高台に平安時代の集落の中心があり、眼下の河川敷では、土器生産などの活動が行われていたと推測される。
他に発掘調査対象区の南東部で、縄文時代の石器製作関連遺構(早期末葉)や落とし穴が発見されている(2次調査)。 

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